[朝渋]本当に無駄なことしてない？澤円さんが伝える「あたりまえを疑え。」

働き方改革って言われてるけど、いまいち変わっている気がしない…

そう思いながら働いてはいませんか？

改革という名に期待を寄せたものの、あまり変わらない現状に落ち込んでいる人も少なくないのではないでしょうか？

 

そんな働き方に対して「あたりまえを疑え。」という内容で書いた著者・澤円さんに、朝渋の著者イベントにお越しいただきました

澤円さんは、日本マイクロソフトで「マイクロソフトテクノロジーセンター」を率いるかたわら、サイバー犯罪の危険性について啓蒙するサイバークライムセンターの責任者も兼任しています

また、プレゼンテーションやコミュニケーションなどのメンタリングを行うため専門会社として「圓窓」を2017年に設立しました

 

今回はそんな澤円さんに

• 自分の働き方に迷っている
• 今の会社をちょっと変えたいと思っている

な人にぴったりのお話をしていただいたので、そのイベントの様子をレポートしていきます！

0から生み出すことが苦手な日本

(photo by @takumiYANO_)

平成元年は世界時価総額ランキングトップ10に7社も日本企業があったが平成30年にはなくなった。昔のトップが占めていた金融はイノベーティブなことじゃなくて工夫だった。今のIT企業は0から生み出す産業がトップに。

「過去を捨てる」ことが大事になってくる。
#朝渋 #あたりまえを疑え

— なまっちゃ (@namatcha_) 2019年1月8日

「1を100に、1000に」が得意だった日本

しかし、澤円さんは「これまでの常識は悲しいほど通用しない時代になっていく」と言ってました

たしかに、日本の労働生産性は48年連続で世界最下位で、何かを生み出すということが難しくなっているような気がします

 

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澤円さんが受けた衝撃の言葉とは？！

【澤円さんが衝撃を受けた言葉】

「会議で何かが決まるのを、初めて見ました」
「19時以降に会議ってしないんですね」

こういう発言が出るのは、日本のよくわからない習慣から起こっていると考えられる。
#朝渋 #あたりまえを疑え

— なまっちゃ (@namatcha_) 2019年1月8日

澤円さんは、こういった企業に勤めている人たちが、自分の働き方とは全く違うことにカルチャーショックを受けたそうです

私も働いていると、トップの人たちが5時間くらい会議をしているのを目の当たりにすることがあります

そういうのを見ていると「途中で集中力切れたりしないのかな…脱線してそう」とか思ってしまいますよね

 

日本中このような超ロング会議が頻繁に行われているのかもしれません

 

報告・連絡・相談にかけるべき時間とは？

報告・連絡・相談
(過去・現在・未来)

この中で、相談に時間をかけたい。未来を話している方が面白いし生産的だから。報告の話が多くなってきたら要注意。老害の始まり。
#朝渋 #あたりまえを疑え

— なまっちゃ (@namatcha_) 2019年1月8日

報告	過去
連絡	現在
相談	未来

多くの人は過去のことばかりを話したくなりますが、それをすると老害になってしまうそうなんです…

仕事で話すことは、未来について話す「相談」だけ

過去にしがみつかないということが、ホウレンソウでも大切になってくるんですね

 

(ちなみに相談だと人間性が関係して来るらしいので、結局「相談」が大事なんだそう↓)

報告・連絡・相談
(普遍性・即時性・人間性)

人間性が関係していく相談がやっぱり大事。空間を共有することに時間を割いて欲しい。「報告」「連絡」の為に時間を使いすぎていませんか？
#朝渋 #あたりまえを疑え

— なまっちゃ (@namatcha_) 2019年1月8日

 

報告のせいで「時間が奪われる」

【日本企業に転職した元外資系マネージャー】

「考える時間がない。」

報告をチーム全員でされる。予定合わせるにも時間がかかる。

《礼儀正しく 時間を奪う》

時間は取り戻せない。一生は一回しか来ない。だから時間は本当に大事に使わないといけない。
#朝渋 #あたりまえを疑え

— なまっちゃ (@namatcha_) 2019年1月8日

簡単にいうと、報告をメールでなんて失礼でできない！と言われて、報告を受けるためのアポを取らされたという話です

これは、やばいですよね…

 

《過剰な礼儀はただのコスト》

ただのご挨拶で会うのはすべて断っている。世間話ならメールで充分。
#朝渋 #あたりまえを疑え

— なまっちゃ (@namatcha_) 2019年1月8日

【シリコンバレーで嫌われる日本人】

シリコンバレーの役員ツアーで、企業の話を聞いてそのまま帰るから。決定に3ヶ月くらいかかる。海外はそこで投資などを決めて欲しいって思っている。

だから今は働きたくない国ナンバー1担っている。

・年功序列
・超低賃金
・非IT化
#朝渋 #あたりまえを疑え

— なまっちゃ (@namatcha_) 2019年1月8日

過剰な礼儀はただのコストとはいうものの、まだまだ日本の大企業にはそういう文化があるところが多いですよね…

これを変えるのは、大変だと思います

 

 

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部下からの報告はダッシュボードのみ

澤円さんは、ダッシュボードでしか報告は受けない。

自動的に上がるようになっていて、チームメンバーは報告のために手を動かすということは一切しない。お客さんのプレゼンテーションのために集中できる。メンバーとは未来の話だけをしている。
#朝渋 #あたりまえを疑え

— なまっちゃ (@namatcha_) 2019年1月8日

実際の画面をイベントでは見せてもらったのですが、とても整理されていました

部下が今何をしているのかという内容が一目でわかるので、報告の相談はありません

そして、そのデータの入力は部下が手を動かすということは一切していないそうなんです

だからお客様か、未来を考えるためだけに時間を使える

めちゃくちゃ効率的で、すごいいいなと思いました。

自分がいろいろ関係を持っている人にも、報告はできるだけ文面で時間短縮し、それからの相談は口頭でしようと思いました

 

レポート作成は「麻薬」

レポート作成は仕事をしている気分にさせる「麻薬」

エクセルやパワーポイントに罪はないが、使い方がおかしい。
#朝渋 #あたりまえを疑え

— なまっちゃ (@namatcha_) 2019年1月8日

これは学生時代の私に当てはまります…

いかに綺麗なパワポを作るかってことに注力していて、肝心の研究は全く進まず

自己満足して終わってしまってたときがありました

スライド制作に力を入れて「完璧だ！」って思っていても、質問されたらうまく答えられなかったり…

何も内容がなかったんですよね

 

生き急ごう！！

大事なのは「スピード」

生き急ごう。やりたいことを手前に持ってきてやればいい。「すでに発生した事実」は前もって共有すれば、このスピードを出せる。
#朝渋 #あたりまえを疑え

— なまっちゃ (@namatcha_) 2019年1月8日

以前、朝渋のゲストで来ていた浜田さんは「生き急ぐな」と言っていました

→『働きたい！子育てしたい！忙しい女性のキャリアについて考える『働く女子と罪悪感』浜田敬子』

澤円さんのお話を聞いた時も、浜田さんのお話を聞いた時も納得できたので、本当に人生観は人それぞれなんだと思います

 

あの人が言ったから…って考えずに、誰の発言も「あくまで、人の意見だ」と参考程度に聞くことの大切さを知りました

 

 

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アウトプット過多になると市民権を得る

アウトプットしていると、周りの人が支持してくれるようになり、自分の輪がどんどん広がっていくという澤円さん

アウトプットする→支持者が増える→広がる

このループがどんどん回っていくんですね

 

アウトプットはフィードバックを受けるきっかけを設けることができます

アウトプットすると自分を客観視することで、今回の本のタイトルでもある「当たり前を疑える」ようになるのです

 

当たり前を疑うための、たった1つの方法

【当たり前を疑うにはどうすれば？】

☑︎嫌なことをやらない

これだけ。これを決めるだけでNOが言えるようになる。免罪符が手に入る。嫌なことをやらないためには別のところでバリューを出さなければいけない。そこは自己責任になっていく。「なんで嫌なのか」を明確に。
#朝渋 #あたりまえを疑え

— なまっちゃ (@namatcha_) 2019年1月8日

嫌なことをやらない

たったの、これだけ

とてもシンプルなことだと澤円さんは言います

でも、嫌なことをやらないというのは、その代わりに別のところで補完する必要があります

 

【考えることが大事】

考えた上で「いや」という。日本人は考える能力が衰退している。教育では、覚えることを徹底的にトレーニングされるから。これはバカの底上げになるけど、アホみたいなオペレーションでも従う人が多い。

#朝渋 #あたりまえを疑え

— なまっちゃ (@namatcha_) 2019年1月8日

なんで嫌なのかをしっかり明確にして、考えた上で嫌だという

自分の嫌なことがなんなのか自己分析することが大事だなと思いました

 

行動するために必要な2つのこと

行動するには、ある2つのことが必要だと澤円さんは言っていました

【Actionするためには？】

Think→Action

「言語化」が必要。

そして可愛がられ力が大事。若いからは「面白い考えたので一緒にやりましょう」が必要。ある程度年をとったら「面白がり力」を持つこと。これがあれば仲間が増えて行動しやすくなる。
#朝渋 #あたりまえを疑え

— なまっちゃ (@namatcha_) 2019年1月8日

1. 言語化してアウトプットしようとすること
2. 可愛がられること

 

どれも、人間性が重要になってきますよね

とくに若い世代は「かわいがられる」を磨くことが大事だと言っていました

「〜をしてください」ではなく「一緒にやりましょう！」

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澤円さんの「当たり前を疑え」は小さなことから始まる

\ 今まで挨拶したことない人に、気前よく挨拶してみよう！/

無視されるかもしれないけど懲りずにやろう。そうするとちょっと世界が変わってくる。あたりまえを疑えのマインドセットの一つ。この瞬間からできることだからやろう！
#朝渋 #あたりまえを疑え

— なまっちゃ (@namatcha_) 2019年1月8日

挨拶

たったこの1つの行動を意識するだけでも、世界が変わって来るんだそうです

 

ちなみに私は、この日会社にいた掃除の人に挨拶をしてみました

いつもすっと通ってたところを、挨拶によって立ち止まったことで、当たり前のように掃除をしてくれていたことに感謝しなければな…と気づきました

ありきたりなエピソードになってしまいましたが、こういうちょっとした行動を変えることから始めるのが、大きく変える一歩なんだと思います

 

澤円さん、朝から素敵なおはなしをありがとうございました

番外編：澤円さんのファッションがかっこよすぎる

澤円さん、足袋を履いてる！！

スタイリストさんにアドバイスをもらって「装力」を養っている。サンフランシスコでは変態って言われるのは大変。服装は変えれば、すぐ変わることができる。ハッシュタグをつけられるようなファッションをする。
#朝渋 #あたりまえを疑え

— なまっちゃ (@namatcha_) 2019年1月8日

写真を見ていただければわかると思うのですが、どこのおしゃれな国から来たのか…というほどおしゃれでした

澤円さんにとってファッションは、楽でいて自分をアピールできるもの

自分はこういう人だというのを表すための1つなんだそうです

服にたいしても当たり前を疑い、自分を表現する澤円さん

かっこよすぎます！

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