[朝渋]結婚ってなんだろう…?はあちゅうさん初の長編恋愛小説『婚活っていうこの無理ゲーよ』への想いを語る

はあちゅう婚活っていうこの無理ゲーよ
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恋愛と仕事って両立できるのだろうか…

多くの女性はこの悩みをもって、またこのバランスを保つのが難しくて悩む人が多いのではないでしょうか?

 

結婚ってなんだろう?

恋愛ってなんだろう?

仕事ってなんだろう?

 

そんなアラサーの女性の悩みをリアルに描いた小説が「婚活っていうこの無理ゲーよ」という一冊につまっています

著者はブロガーであり作家のはあちゅうさん

今回は朝渋の著者イベントに、「婚活っていうこの無理ゲーよ」の著者はあちゅうさん(@ha_chu )にお越しいただきました

 

  • なぜ小説の執筆を続けるのか
  • どうして「婚活」というテーマを書こうと思ったのか
  • 小説を読むことの意味

など濃密なお話を、朝の7時半から話していただきました

本からは読み取れないはあちゅうさんの考えをイベントレポとしてまとめたので、ぜひ読んでください

なまっちゃ
スラスラと流れてくる言葉に終始感動してた、なまっちゃ(@namatcha_)です…笑

 

小説はまだ未熟だからこそ成長を感じられる

はあちゅう婚活っていうこの無理ゲーよ

(photo by@takumiYANO_)

数々の媒体で発信活動をしている、はあちゅうさん

 

  • noteの月刊マガジン
  • オンラインサロン

などのネット上での活動をしながら、小説に力を入れているのはなんでなのか?

それは、挑戦をし続けたいからだそうです

 

はあちゅうさんにとって小説は「未熟な分野」

だからこそ、そこに挑戦して達成すると自身に成長を感じることができるのだとか

 

そうやって常にアップデートしている姿を周りの人に見せているからこそ、多くの人がはあちゅうさんに憧れを抱き、ついていこうと思えるんですね

なまっちゃ
わたしも、はあちゅうさんのほんとか活動をみて刺激されることが何回もある…あの行動量は誰よりも多くて尊敬できる!

この記事でも、はあちゅうさんのすごさについて語っています

突き抜けている人は圧倒的作業量をこなしていた

 

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オンラインサロンは才能を交換して横に広げる場

今や、250人を超える「はあちゅうサロン

そのオンラインサロンをどんな方向性で運営しているのか?

オンラインサロンを始めてから半年経ったところで、改めて話していただきました

例えば、サロン内メンバーでプロフィール写真を無償で撮るかわりに、SNSで宣伝してといったようなことがあるそうです

オンラインサロンの中に小さな経済圏ができつつあると、はあちゅうさんは言っていました

 

才能と才能の交換

わたしもオンラインサロンを運営していますが、このことは重要視していて、「横のつながりを作りながら自立した人を輩出していく」というところはとても共感できたし、これからのサロンの形だなと思いました

なまっちゃ
最近はサロンでいろいろなところに飛び回ってるはあちゅうさんは、まさに生活とサロンが融合している感じがする…見ていて楽しい!

 

熱量がないと文章を生み出すことができない

はあちゅう婚活っていうこの無理ゲーよ

小説の書き方は、人によって様々です

  • 書きたいシーンから書いて、その間を埋めながら書く人
  • 全体の構成を決めてから書く人

そんな人がいる中、はあちゅうさんは「行き当たりばったり」で、冒頭からどんどん書いていくそうです

 

そして、作品に対する熱量がなくなるとだんだんと書けなくなってくる、と言っていました

通りすがりのあなた」の前に、20代の恋愛の嫌なことをまとめた本を執筆していたそうなんですが、物語の終わりが甘くて担当編集者と話し合った末、全部ボツに…

 

その時には、はあちゅうさん自体もその作品に対する熱も冷めていたんだそうです

熱が続かないと書けないので、その本を全部修正より新しいものを書こうと思って書いたのが「通りすがりのあなた

はあちゅうさんにとって小説は、「タイミングとか運命がある」と思っていて、採用されないものを無理に出そうとはしないとおもっているそうです

 

なまっちゃ
これね、めちゃわかる…イベントレポもその日のうちに書かないと熱量高く書けなくて、平坦な内容になっちゃうんだよね…なるべくその日中に書くようにしてる

 

婚活はあくまでも手段

今回の小説の題名になっている「婚活」

「婚活」について、はあちゅうさんは何を思っているのか語っていただきました

「婚活」に対して反感を持っている人も多いのではないでしょうか?

また「婚活」すれば結婚できるって思っている人もいるのではないでしょうか?

 

そういう反感しかもっていなかったり、婚活に頼りっきりで流されてしまったりしている人たちに対しての皮肉を小説の中に詰め込んだそうです

(タイトルに「無理ゲー」っていう言葉を使ってるのも、婚活への皮肉が込められているのだとか…笑)

 

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婚活という幻想に囚われ過ぎている人たち

婚活だけではなくて、就活同じことですよね

自分が「選ぶ立場」なのか、「選ばれる立場」なのか

 

この小説の中では、その立場の違いに気づくシーンがいくつかあります

なまっちゃ
自分本位で動いていると、つい視野が狭くなったりしちゃうんだよね…それじゃダメだよってことをこの本は気づかせてくれる

 

そして、結婚するまでの過程ではなく結婚後の人生に対しても、この本は多くのことを気づかせてくれます

はあちゅうさんは、「結婚で人生は変わらない」というメッセージも本に込めたと言っていました

実際にストーリーの中には、既婚の女性が出てくるんですが、決して幸せなストーリーだけではありません

 

「結婚はいいなあ」と言われるけれど、それはそれで大変なこともあるということを、はあちゅうさんは伝えたかったんだそうです

 

結婚で人生は変わらない、自分自身の生き方に納得して生きること

 

結婚や婚活を通して、それに気づくまでに、アラサー女子たちがどういう心変わりをしたかをたどっていく物語になっています

 

 

ちなみに…

なまっちゃ
この本を読みながら「タラレバ娘」を思い出してたけど、やっぱり案で出てたんだね…今のタイトルの方が好き!

 

婚活は自分探し・自分と向き合うためのもの

はあちゅう婚活っていうこの無理ゲーよ

これも就活と似てますよね…笑

就活・婚活をしていると嫌というほど自分と向き合わなければいけません

でも、就活も婚活も始めるときは「就職」や「結婚」がゴールになっているんです

 

そうではなくて自分と向き合うきっかけになるんだよってことが、小説の中では主人公を通して書き記されています

なまっちゃ
結婚式が最高潮だったっていうエピソードを友達からよく聞くけど、そうじゃなくて人生を送っていくうちの1つのイベントにすぎないってことだよね…「結婚すればおっけー」って思ってる人は多い気がする

 

自分にとって結婚って何だろうって考える

「結婚したい」って言っている人に「なんで?」って聞くと、すぐに答えられない人がいますよね

そういう人は「結婚」がゴールになっていたりして…

好きな人がいて、その人とずっと一緒に居たいから < 「結婚」という行為をしたい

となってしまっているんです

なまっちゃ
なんで結婚したいんだろう…って一回立ち返ってみてもいいかもね

 

一貫性なんてない女子の複雑な感情を言語化する、はあちゅうさん…

会場のほとんどの女性が「うん、うん」と大きく頷いていて、大きな共感を招いていました

なまっちゃ
はあちゅうさんって、モヤモヤしている感情を綺麗に言語化してくれるから、すごいスッキリするんだよね…だから本を読んでると気持ちいい気分になれる

 

 

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本の読み方はその人次第

はあちゅう婚活っていうこの無理ゲーよ

はあちゅうさんの本は主に女性をターゲットに書かれていることが多いんですが、そうしたときに「男性はどういう風に読めばいいですか?」と聞かれるそうです

それに対してはあちゅうさんが思っていることを話してくれました

 

受け取り方は読者の方に任せて、その感想を聞かせて〜って思っているそうです

小説は人によって読み方はそれぞれなんですよね

なまっちゃ
つい正解を知りたくなっちゃう気持ちはわかる…

 

小説は登場人物の心の成長が大事

はあちゅうさんは小説を書く時に、心がけていることを話してくれました

はあちゅうさんの本の多くは、

  • 自分を変える
  • 人生を変える

など、「変わる」ことにフォーカスしている内容が多いなと思っていましたが、やっぱり心がけていたそうです

 

はあちゅうさん自身が意識しているからなのか、自然とそういう内容になってしまっているのだとか

本の内容と自分の出来事がリンクしているからこそ、はあちゅうさん本は「変わる」ということをテーマを中心にできあがっていくのかもしれません

なまっちゃ
でも、はあちゅうさんの本は昔からずっとその軸がブレないから、はあちゅうさん自身ずっと変わっていっているんだろうな

はあちゅうさんのおすすめの本は記事にまとめているので、ぜひごらんください

【おすすめ】はあちゅうさんの本を読んだ感想・まとめを大公開!

 

はあちゅうさんにとって、小説はデトックスの場

はあちゅう婚活っていうこの無理ゲーよ

これは、わたしは頷かずにいられませんでした

わたしも、ブログやnoteがデトックスの場になっています

 

頭のモヤモヤを文字にして発散することでスッキリするんですよね

はあちゅうさんは、それを小説のフィクションとして別の人物に乗り移させることができるからこそ、もっと周りを気にせずに書けてデトックスできていると言っていました

SNSでも出せない心の引っ掛かりを表現できる場所が小説なんだそうです

 

なまっちゃ
書くことでデトックスできるは、ブロガーあるあるだと思うな…

 

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小説は自分と会話をする時間をくれる

はあちゅうさんは、「小説=自分と会話する時間」として読んでいるんだそうです

「登場人物に対して感情移入できるか」と自分と対話しながら読むのが、はあちゅうさんのオススメする小説の読み方

 

そのときに感情移入できなくて「自分はこう思うな」とかが出てきてもよくて、そう思うことで自分の悩みを引き出すトリガーを見つけることができるそうです

 

自分とちがう価値観が、自分を変えるキッカケに

自分と違う価値観に拒否反応を示していても、知らず知らずのうちに「そういう考え方もあるんだ」と考え方が変わったり、受け入れられるようになってきます

 

自分とは違う価値観をもつ登場人物を観察することで、違う世界を知る

 

自分の人生に今までなかった新しいことを取り入れると、それが結果的に自分の成長に繋がるんだそうです

 

 

そして、婚活でも同じことが言えるのです

婚活だと、つい相手へのバツが多くなってしまいがちです( =違う価値観に拒絶反応をおこす)

合コン後の女子会での愚痴とかも、結婚対象で見てるから出てくるものばかりになってしまいます( =違う価値観を取り入れられない)

(詳しい愚痴は、本を読んでください…おもしろい!)

 

婚活は、出会いの世界を狭めてしまう可能性があるので、価値観がちがっても受け入れる力を身につけることで関係性をもっと広められるようになってきます

なまっちゃ
合コンよりも普通の飲み会の方が仲良くなれて、結果的にお付き合いまでいけたりするよね…なんか身構えちゃうっていうのは婚活とか合コンのあるあるな気がする

 

小説の読み方に正解はない

はあちゅう婚活っていうこの無理ゲーよ

これ面白いですよね

ファシリテーターのもにこさんは、「本を読んだ後にもう一回集まりたいですよね」と言っていました

  • 性格も職業も違う3人の女性の誰に自分と重ね合わせているのか
  • その3人に対してどういう感情を抱いたのか

本当に、これは読んだ人それぞれ違ってくると思います

自分の経験と重ねて読むことで、自分の中で追加ストーリーを創り出してしまう人もいるそうなんです

そういったところを他の人と話すと、新しい価値観に触れることができるかもしれません

 

なまっちゃ
「婚活っていう無理ゲーよ」女子会したいな…笑

 

ビジネス書と小説のちがい

ドラマや映画って、「何かを得るぞ!」って思いながら身構えて観てないですよね

リラックスした状態で純粋に楽しんで観ていると思います

 

小説も、ドラマや映画と同じように楽しんで欲しいという、はあちゅうさん

 

小説は遅行型のプロダクト

(ほんとうに出てくる言葉が名言ばっかり…)

 

だから有益な何らかの即効性を感じなくても、後々自分の生活や考え方にふと出てきて影響されることがあるから、それを楽しみに小説を読んで欲しいということでした

なまっちゃ
ビジネス本・自己啓発本ばかり読んでると、つい「ためになるか、ならないか」で判断しちゃいがちだけど、それとは別物として認識するべきなんだね

 

人生すべてをコンテンツにする、はあちゅうさん

はあちゅう婚活っていうこの無理ゲーよ

はあちゅうさんのSNSを知っている方はわかると思いますが、食事からお出かけのスポット、日常生活であったことなど、全てをコンテンツにしています

本当に「今」の情報を常に発信しているんです

 

その膨大なネタの記憶方法は

写真を撮るように記憶する

ということ

人生を全てコンテンツにして写真のように憶えているからこそ、小説でかなりのリアルな描写を表現できるのではないでしょうか

なまっちゃ
これ面白い!って思っても、数日たつと忘れちゃったりするんだよね…写真のように憶えているのは、はあちゅうさんならではの才能でもあるのかも!?

 

ヘンゼルとグレーテルのように記憶を残す

(ヘンゼルとグレーテルっていう言葉がはあちゅうさんの口から出てきた時に感動してしまった…)

 

ヘンゼルとグレーテルがお菓子の家に行くまでにパンくずを残すように、自分への取材手帳 や無印のノートに自分の記憶を検索するキーワードをためているそうです

そうやってキーワードをためておくことで、あとで見たときに記憶が蘇ってコンテンツにすることができると言っていました

なまっちゃ
はあちゅうさんのメモ帳を見たことがあるんだけど、本当にはあちゅうさん以外はわからない感じの暗号が書いてあった…笑

自分への取材手帳は、はあちゅうさんプロデュースの手帳です

小さくて持ち運びしやすいので、メモ帳が欲しい人はぜひ!詳細は下の記事をごらんください

はあちゅう著書「#自分への取材手帳」がすごい!自分への取材が人生を変える

 

わたしにとって、はあちゅうさんはパワースポット

はあちゅう婚活っていうこの無理ゲーよ

仕事も結婚も両立しているはあちゅうさん

昔からずっと好きで追っていた(こわいw)私にとっては、まさにパワースポット的存在です

 

言葉のチョイスもすごい綺麗で、動作の一つ一つがとにかく上品…

でもそのなかに、情熱というか熱量の高さが伝わる言葉が何回も出てきました

 

小説でこんなに共感できたのも、些細なことをしっかりコンテンツとして記憶しているからだと思います

普通の人が見逃してしまうところを、見逃さないでしっかりと自分の中に落とし込むはあちゅうさん

そういう洞察力とかもブロガーとして見習うべきところだと、改めて思いました

 

今回のイベントで、はあちゅうさんから、絶えず変化して挑戦していくためのエネルギーをもらった気がします

 

はあちゅうさんはわたしにとってパワースポット

これからも、元気や自信がなくなったときは、はあちゅうさんの本を読んでエネルギーを蓄えていこうとおもいます

 

素敵なおはなしを、朝からありがとうございました

 

 

「婚活っていうこの無理ゲーよ」は男女ともに楽しめる本だと思います

特に恋愛ごとで悩んでいる人は、この本に解決策が書いてあるわけではないですが、何かしらの気づきを得られることでしょう

サクッと読めるので、ぜひ一度手に取って読んでみてください

 

 

【おまけ】はあちゅうさんが10月からcakesで連載を始めます!

はあちゅう仮想人生

なまっちゃ
一足先に読ませていただいてます…感想はツイートするので気になった人はチェックしてね!

はあちゅうさん小説『仮想人生』が現代のリアルすぎる描写をしていた

 

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