あの人といるときは明るくいられるのに、この人といるときはなんか自分を出せない…どれか本当の自分なんだろう?
みなさんは、こんな風に悩んだ経験はないでしょうか?
わたしもいろいろなコミュニティに属していくにつれて、
と悩んでいた時期があります
でも、そんな悩みも「分人主義」と言う考えを身につければ解決でることに気づいたのです
今回は、分人主義が書かれている「私とは何か」という本をもとに、分人について解説していきます!
分人とは?
個人は “individual” と英語で書き、これ以上分けられない最小単位のことを表します
しかし、関わるときによって「自分」は流動的に変わって、絶えず複数人の人格が生まれていくものです
本当の自分と言う1つの存在はありません
人格同士がリンクされているところに存在しているのが自分なのです
その考え方が、分人(dividual)主義です
- 家族との分人
- 彼氏との分人
- 親友との分人
- 職場での分人
「自分」は、このような分人の集合体なのです
環境や対人関係の中で形成されていくので、「自分」という中心の点はありません
絶えず自分は変わっていくのが分人主義の考え方です
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自分に何人の分人がいるか考えてみる
と思うことがありますよね
まずは、自分が思いつく限りの分人を紙に書き出してみてください
わたしの分人はこんな感じ!
- 家族の分人
- 大学の友達の分人(ここは誰でもキャラはだいたい同じにしてる)
- 高校の時の本当の仲がいい人の分人(友達はそんなに多くない)
- 彼氏の分人
- 仕事の分人(これもだいたい誰でも同じ)
- なまっちゃとして接している人への分人
だいたいこんな感じで、6人くらいの分人が私の中にいます
大学の友達との分人となまっちゃと接している人への分人は、まさに真逆のキャラクターです
大学の友達といるときは、テレビとか芸能人のスキャンダルとか恋バナとか噂ばかりしています
なまっちゃの方で接してくれている人とは、仕事のこととか人生のこととか…これからどうするかっていういわゆる「意識が高い」ことを話してるんですよね
で、このときに
なんて、分人主義だったら悩む必要はないということです
どっちの自分も、本当の自分
たとえどっちかの分人が偽りの反応をしていると思っても、その偽ってる自分がその人との関係性の中から生まれてきた自分の人格なのです
分人を認識することで悩みが減った
一人の人がいろんなSNSをこなし、多くのコミュニティに属するようになってきました
そうした結果、SNS上の自分と現実の自分のキャラが違いすぎて、そのギャップに苦しんでいる人が増えているようにに思います
でも、「分人主義」の考えをもっていると、どちらも本当の自分だと受け入れることができます
自分は周りの環境によってどんどん変わっていくということが素直に受け入れられるようになると、どんな自分でも嫌気がささなくてすむのです
SNS上ではフォロワーがたくさんいる匿名アカウントだけど、現実は普通の大学生だったり…
現実では夫として妻を養っているけれど、仕事という妻が知らない場所では怪しい仕事をしていたり…
だれもが、「本当の自分」を何人も持っているんです
分人主義になれば「私とは何か」が見つかる
分人主義の考えが身につけば、自分がいろんな顔をしてしまうことに罪悪感を感じることはありません
明るい顔も本当の自分
ちょっと暗い自分も本当の自分
どれも周りの環境によってつくられた本当の自分なのです
そして一方の分人で嫌なことがあったら、もう一人の分人の比重を自分の中で大きくすれば、あまり気にしないこともできます
分人と上手く付き合っていくことが、私とは何かに気づけるきっかけになるのではないでしょうか?
▼「私とは何か」が本当におすすめ▼
今回は1500文字くらいで収めましたが、本当は5000文字くらいで語れるくらい、分人という考えを知ってほしいし、活用することで悩みはほとんど消えていきます
ぜひ、「私とは何か」を読んでみてください