日本人ってなんでそんな暗い顔してるの?
そんなことを思ったプロノイア・グループCEO/モティファイCSOのピョートルさん
日本人いつも辛くて苦しそうな顔をしていることに,疑問をもっているそうです
そしてマッキンゼー・Googleなど大手12社でキャリアを積んだ尾原和啓さんも日本の現在の働き方に疑問を持ち,「どこでも誰とでも働ける」という本の中で,それを変えるには働き方をどうすればいいのかという経験から得たエッセンスを詰め込みました
今回は,そんな日本のあり方に違和感を覚えている二人が,ご自身の著書にそって「これからの働き方」について考えるイベントに参加してきました
「これからの働き方」について真剣に考えてる二人の対談の様子をイベントレポートしたいと思います
イベントの詳細などは,こちらのpeatixをごらんください
目次
日本人は真面目すぎる!
【プロノイアグループの行動指針】
1週間に1度の「ピョー・レビュー」にて行動を振り返る
冗談なしに真面目な話をしない
(日本人はいつも便秘のような顔をしているww)厳しくも楽しそうな企業文化が伺えますね!#どこ誰 #miraiforum pic.twitter.com/QqHcrvoZbT
— ダンヒロユキ@複業2.0 (@hdan0202) 2018年5月18日
基本的に,今回のイベントは終始ピョートルさんと尾原さんがイチャイチャ…笑
だから笑いが絶えないイベントだったんですが,そんな中でピョートルさんが
日本人はいつも便秘のような顔をしている
と言っていたんです
これに思わず笑ってしまいました
そんな顔をして欲しくないしみたくないから,ピョートルさんは真面目すぎる話はしないし会議でも笑いを誘うようなことを喋ったりしているそうです
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ごめんねだけじゃない言葉
【ありがとうとごめんね】
ありがとう→ごめんね
ではなく、
ごめんね→ありがとう!プラスの言葉が最後にくると、気持ちよく会話が終われますね!#どこ誰 #miraiforum
— ダンヒロユキ@複業2.0 (@hdan0202) 2018年5月18日
これは,わたしの以前のバイト先・マクドナルドでも言われました
すみませんじゃなくて,ありがとうを必ず相手に伝えること
そうすれば,その人との間にポジティブな雰囲気が生まれるんですよね
ごめんねからのありがとう
は積極的に会話に入れていって,わたしの周りの雰囲気をあげる活動をしようと思いました
全ては逆算!ゴールの鉄則
【ゴールの鉄則】
全ては逆算(決める・生み出す・伝える・つながる)みんながOKって言うにはどうすれば良いのか考えなきゃいけない。とくに経営者はこれを重視すること。#どこ誰
— なまっちゃ (@namatcha_) 2018年5月18日
様々な会社を見てきたピョートルさんと尾原さんが力説していたゴールの鉄則
日本人は,このゴールの鉄則ができている人が本当に少ないそう
ゴールを決めてそれを達成するにはどうすればいいのかを,しっかり逆算して考える
そしてその逆算した流れにそって,しっかり行動することが成功への道なのです
伝えると情報共有を履き違えるな
会議室で話し合ったってなんにも生まれない。居酒屋とか散歩しながら話した方が有益。あと会議ってなに!?情報共有だったらメールすれば良いじゃん。
#どこ誰— なまっちゃ (@namatcha_) 2018年5月18日
多くの会議は,ただの情報共有になっています
情報共有だったらメールで一瞬なんですよね
なのに,なんで時間を割いて口で伝えなければいけないのか…
そこに無駄があるとピョートルさんは思っているそうです
わたしの会社には終礼があるんですが進捗報告だけするだけ
そこからみんなでディスカッションをするわけでもないので,ただの報告会になっているんですよね
って思っていたので,ピョートルさんの言葉を聞いて納得しました
伝えるんじゃなくて,情報共有をしていただけだったんです
告白する気持ちで伝える
伝えるはコミットメントを作る場所。相手を主人公にするためにどうやって褒めるか,どうやって奮い立たせるのかを考えるべき。日本人は伝えると情報共有をはき違えている。告白・プロポーズするときくらい全ての伝える内容に気を使うべき。 #どこ誰
— なまっちゃ (@namatcha_) 2018年5月18日
じゃあ,どうすれば「伝える」になるのか…
尾原さんは,告白する時くらい相手のことを考えて言葉を発するべきと言っていました
告白ってYESがほしいから,かなり相手のことを考えますよね
- どうしたら相手に自分の好きな感情が伝わるのか
- どうしたら相手と付き合うことができるのか
それを夜も眠れなくなるくらい考えて,勇気をだして告白する言葉を相手に言う
そこまで考えなくてもいいかもしれませんが,告白するくらいの気持ちで言葉選びをして伝えようとして初めて伝わるものなんですね
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日本人が本音を言えないのは歴史上仕方がないこと
上司に本音を言えない人は75%以上。戦後何にもないところから作られた日本にとってもくもくと行動したほうが勝つことができた。でも,今は違う。勝ちパターンは変わってる。なのに日本人はなんも変わってない。
#どこ誰— なまっちゃ (@namatcha_) 2018年5月18日
でも,なかなか本音が言えなかったり,意見を伝えるのが難しいもの…
特に日本人はそれができていない人が多すぎるそうです
なぜ,そんなに本音や意見を伝えることに苦手意識を持った日本人が多いのか?
それは,決まったことをひたすら早くやることが戦後の日本の勝ちパターンだったからなんです
当時は上司に本音を言うことはしない
上司の指示に従って,黙々と作業していた方が昇給するし地位もあげることができました
でももうこの勝ちパターンは,戦後のことであって今の時代では通用しません
だから,何も変わっていない日本人をみている尾原さんは危機感を抱いているみたいです
プロノイア企業文化
日本人のこのような本音を言えないところを変えたいと思い,ピョートルさんが設立した会社であるプロノイアではこのような企業文化を取り入れています
- ペアワークで基本働く
- 人を評価せず、プロジェクトを評価する人事制度
- 社員はものすごく仲が良い
- 社員は仕事をサボらない(サボると、他のチームメンバーに迷惑がかかってしまうから)
わたしが,この中でいいなと思ったのが「ペアワーク」
ピョートルさんの会社はペアワークをしている。
・仕事はサボれない(自分の責任が重い・相手に迷惑をかける)
・すごい仲良くなる(仲間割れがない)
#どこ誰— なまっちゃ (@namatcha_) 2018年5月18日
安心・安全の環境を提供することで社員が生き生きと自分を表現することができる
そんな雰囲気の会社を作り上げているそうです
チームがうまくいかないのはチームメイキングが原因
チームビルディングがうまくいかない原因の8割はチームメイキングにある。だから採用に2〜3年時間をかけているピョートルさんのやり方は正しいと思う。子供を育てるくらいの愛をもって一緒に歩んでいくべき。(尾原さん)
#どこ誰— なまっちゃ (@namatcha_) 2018年5月18日
いくらチームを作った後,いい雰囲気にしようとしてもメンバーが悪かったらどうしようもありません
チームビルディングがうまくいかない原因の8割はチームメイキングにある
尾原さんは,チームメイキングにもっと力を入れるべきだと言っていました
ピョートルさんの会社でもチームメイキングを重視していて,採用にはかなり時間をかけているそうです
採用するまでに2〜3年かかることは普通みたいです
でも,そこに力を入れることでチームに確実にフィットするんですよね
チームビルディングの前にチームメイキングを見直してみると,もっといいチームが出来上がるかもしれません
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行動の原則
行動の原則
1,Disagree, but commit
2.感情レベルの葛藤を減らし,アイデアレベルの葛藤を増やす
3.建設的な言葉を選ぶ
#どこ誰— なまっちゃ (@namatcha_) 2018年5月18日
Disagree, but commit
Disagree, but commit
「うちの連中はさー」とか言うのはダメ。感情レベルの葛藤じゃなくて,アイデアレベルの葛藤を増やして「それは違う」って言える安心安全な関係を作るべき。
#どこ誰— なまっちゃ (@namatcha_) 2018年5月18日
Disagree, but commit
はGoogleでも使われている言葉
私はその意見には反対だけど,会議室から出たらその案には全力でコミットする
というスタンスを表す言葉です
この言葉は,本音を言ってもいいんだという心理的安全を生み出すことができます
心理的安全な環境を生み出すことで本音を言うことができ,本当の信頼関係が生まれる
そんな環境を作り出すために「Disagree, but commit」を浸透させていきたいものです
建設的な意見を出すために会議でとりいれるために
言わないと伝わらない。だけどダメだしだけを言うのはダメ。尾原さんは,「よかったこと・ダメだったこと」じゃなくて「よかったこと・改善すべきこと」に振り返りテーマを絞った。そうしたらすごい建設的な言葉をみんな選ぶようになった。
#どこ誰— なまっちゃ (@namatcha_) 2018年5月18日
「ダメだったところ」だけだと,そこで思考が止まる感覚がしますよね
そうじゃなくて「改善すべきこと」にすることで
ダメ→どうすればいいのか
って考えをもう一歩深めることができるんです
この「良かったこと・改善すべきこと」を会議だけじゃなく,いろいろな場面で使ってみてください
尾原さんがメタファを使う理由
尾原さんは比喩・メタファをよく使う。それは,スピーチじゃなくてトークをしたいから。メタファで喋ることで聞いてる人と会話が静かに生まれるようにしている。
#どこ誰— なまっちゃ (@namatcha_) 2018年5月18日
尾原さんの話を聞いていると,恋愛とか歴史とか…いろいろなことを例えて他のものに言い換えているのがわかります
それは,みんなに理解してほしいと思ってチューニングしているからなんだそうです
一方的に言葉を届けるのスピーチはしたくない
尾原さん自身の話が終わった後に、色々な人が自分の中に考えが溜まり相互に「トーク」することを願ってメタファ(例え)を使っているんです
自分のKPIは自分で決める
自分のKPIは自分で決める。モチベーションを保つには,自分でゴールを決めること・ゴールまでの道筋を自分で決めること。それがモチベーションを一番高めることができる。
モチベーション上がらないとか言う人いるけど,成長しない場所を選んだのは自分。
#どこ誰— なまっちゃ (@namatcha_) 2018年5月18日
KPIとはkey performance indicatorの略で,「重要業績評価指標」という意味です
簡単にいうと,目標の達成に向かってプロセスが適切に実行されているかどうかを計測することを表しています
普通は会社からKPIを与えられ,KPIを上げるために頑張る!というケースがよくありますが,尾原さんはそれは違うと言っていました
自分のKPIは自分で決める
それが一番モチベーションが上がる方法みたいです
(モチベーション革命を起こすにはこれさえやればいいらしい笑)
どんなにぐちゃぐちゃ言われても,外の意見に惑わされず自分が成長したと思えばそれでいい。
#どこ誰— なまっちゃ (@namatcha_) 2018年5月18日
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自分と「違う」を「楽しい」に変える
自分と「違う」って怖いになりやすい。それが「楽しい」って感じれるようになるとイノベーションが生まれる。共通点を探し続けるだけじゃなくて,違うことに惹かれるような関係になれるとすごい人生が豊かになるんじゃない?
#どこ誰— なまっちゃ (@namatcha_) 2018年5月18日
日本人は違うにとても敏感です
だから,他の子と「違う」子は仲間外れにされるし,目立つし,いじめられる
それは違うことに関して「怖い」という感情を抱いているからだという尾原さん
その怖いという感情を「楽しい」と思えた時に,その人の人生にイノベーションが生まれ人生が豊かになるんですね
日本人は自己認識が低すぎる
【日本人の自己認識を高める】
・世界から何の価値を受けたいですか?
・世界に何の価値を出したいですか?この質問に答えられる人は多くはない。
「価値観」とは、それが失われる時に「怒り」の感情が湧くこと。自分のエンジンを見つけよう!#どこ誰 #miraiforum
— ダンヒロユキ@複業2.0 (@hdan0202) 2018年5月18日
私がこれを聞いて思ったことは,自分の視野がいかに狭くて近くのことしか考えてなかったかってことです
世界から・世界に…のように視点を世界に全く向けていませんでした
明日どうしよう…今月どうしよう…とばかり考えて,夢や野望が小さくなっていた気がします
- 世界からなんの価値を受けたいか
- 世界になんの価値を出したいか
すぐに答えられるように自分のなかで詰めておきたいなと思いました
自由が奪われることに怒りを覚えるときは,自由になることが価値観だったりする。人に自由にさせることで幸せを覚えるかもしれないし,相手を縛り付けるかもしれない。価値観は面白い。 #どこ誰
— なまっちゃ (@namatcha_) 2018年5月18日
怒りの感情が湧くものが,自分の価値観
これおもしろいですよね
私が怒りを感じるのは,自由が奪われた時です
ってことは,自分の価値観で重要なのは「自由」だったんだなってことに気づくことができるんです
みなさんの怒りのポイントはどこですか?
見つけることで,自分の価値観を見つけられて自己認識するための一歩を踏み出せるかもしれません
人はいつ死ぬかわからない
自分が何をGIVEしたくてTAKEしたいかしっかり考えて生きていくべき。人はいつかは死ぬから,死ぬ前提で行動すべき。いつ死ぬかわからないって思いながら生きると,人生が全く変わってくる。 #どこ誰
— なまっちゃ (@namatcha_) 2018年5月18日
今回ピョートルさんと尾原さんの話を聞いていて,最終的にはすべてここに結びつくんだとハッとしました
日本の最大の不幸は「死なない」のが当たり前になっていること
幸せボケってやつですね
でもそこから一回離れて,「明日死ぬとしたらこのままでいいのか」って考えてみてください
そう思うだけで行動がガラッと変わって,生き方が変わるんじゃないかなと思います
今回の対談でも,ピョートルさん.尾原さんともにとてもアクティブでキラキラ楽しそうにお話されていました
だから,周りの人はついていくし憧れの対象になるんだなと…
もっと今を一生懸命キラキラしながら生きていかなきゃなと実感するイベントでした
ピョートルさん,尾原さん,いつもいつも楽しくて素敵なお話ありがとうございました!
このお二人の書籍は,新しい価値観を与えてくれるだけじゃなく自分を見直すいい機会にもなります
何回も読み直してしまうくらい大好きで面白い本なので是非読んでみてください!