[朝渋]『組織にいながら自由に働く』なんてできるの?!仲山進也さんが自由について語る

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組織にいながら自由に働く

こんなことができたら幸せなことはないだろう

この本のタイトルを読んだ時そう思いました

働くということは勤務時間が決められていて上司から振られた仕事をして…そんなイメージを持っている人が多いんじゃないでしょうか?

 

今回は、「組織にいながら、自由に働く。 」の著者仲山さんに渋谷から鎌倉へ場所を移し、朝渋の著者イベントで

  • 組織にいながら自由に働くとはどういうことなのか?
  • そういう働き方にするにはどうすればいいのか?

などについて、実体験をもとに話していただきました

 

自分の働き方に悩んだり、自分の強みがなにかわからなくなっている人は、この記事を読む何か発見できるかもしれません

なまっちゃ
鎌倉の空気おいしかったな〜とてもいい場所だった

 

仲山さんの考える自由とは?

そもそも自由ってなに?と思う方は多いのではないでしょうか?

仲山さんが考える「自由」は少し違う自由でした

自分由来なのか、他人由来なのか…ってことですね

そして、最初は他由であってもそれが自分の好きなことだったらそれは自由になります

仲山さんは仕事がその状態になることもあり、上司から言われてやっていた(他由)けれど、それが自分でもやりたいことだから自由を感じることができるそうです

 

多くの人は組織にいると、誰かから言われて、やる理由を自分の中で見つけられてないままやらなきゃいけない状態になってしまいます

それだと、いつまでたっても他由で自由にはなれないのです

 

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組織にいながら自由に働くとは?

 

仲山さんは楽天で唯一

  • 兼業自由
  • 勤怠自由
  • 仕事内容自由

を実現し、またそれに加えて自分の会社を経営されています

まさに「組織にいながら、自由に働く。 」を象徴するかのような人です

 

一般的に組織にいると自由になれないと考えがちですが、他由が自由になれば、組織にいながら自由になることは不可能ではありません

 

そのときの考え方が、自分が「はたらきアリ」か「うろうろアリ」かです

詳しくは、次の章からお話ししていきます

うろうろアリになろう

では、はたらきアリとうろうろアリの違いはなんなのか?

イベントで提示された一部をご紹介します

はたらきアリ うろうろアリ
「会社」がフィールド 「社会」がフィールド
「肩書き」で自己紹介する 「志」で他己紹介される
「群れる」ことで安心する 「孤独」を味方にする
ワークとライフを「バランス」させる ワークとライフを「融合」する

 

ほかにもまだまだ違いはたくさんあるんですが、わたしの心に刺さったのはこれらでした

 

うろうろアリとは、英語でいうとPlayful Ant

組織の壁を越えて、価値ある何かを見つけ出し、つなぎ合わせ、新しい何かを創り出す

そんな行動をする人のことをいいます

 

仲山さんは、「企業はさっさと複業OKにして社員にうろうろしてもらった方がいい」と言ってました

その方が本業のアウトプットの質も上がると思うからだそうです

複業で得た知識を本業でアウトプットし、またそこで得た知識を複業に活かしてテストできる

 

このサイクルができると、本業一本より明らかに仕事の質が上がるんです

だから、組織にいながら自由に働くには「うろうろアリ」になって、うろうろしたほうがいいのです

なまっちゃ
うろうろだけ聴くとあんまりいいイメージがないけど、「うろうろ=自由」なんだね

 

▼2種類のアリの違いは本に詳しく書いてあります▼

 

働き方の4つのステージ・加減乗除の法則

では、うろうろアリになるにはどうすればいいのか?

それは、働き方の4つのステージ「加減乗除の法則」で今自分がどのステージにいるのか、そこで何をすべきなのか自覚し行動するということでした

 

 

「加」のステージ

このステージではとにかく量をこなして、できる領域を増やすことを重視します

強みは彫刻のように、どんどん削っていって残ったもののことをいいます

だから、何もないところから強みを見つけるのは無理なのです

 

元となるものが大きくなるように、何事も積み重ねて継続して行う

苦手なことにも挑戦してみる

それが「加」のステージでやることです

「減」のステージ

「減」のステージでは、文字通り自分がやるべきことを選んでいくことです

それこそ加のステージで大きくしたものから削っていく作業をしていきます

好みでない作業を減らして、強みに集中していくステージです

 

強みの定義も「まさしく」と言った感じですよね!

他の人ができないことがすぐできて、しかも楽しい

XXXさんといえば、OOOだよね

と他の人から言われたことが強みだと言っていました

なまっちゃ
自分で、わたしこれ強みだわ!ってことは強みじゃないんだね。客観的な意見を聞くことが重要なのか

「乗」のステージ

強みを見つけられたら「乗」のステージにいくことができます

自分の強みと相手の強みを掛け合わせることで、自分だけではできないような大きな仕事が進んでいきます

でも、掛け合わせるには自分の強みをわかってなければいけないし、その強みが他の人より秀でていなければ、相手も掛け合わせたいとは思えないですよね?

 

相乗効果を狙うためにも、まずは一点突破する必要があるんです

これをたんぽぽの綿毛理論と仲山さんは呼んでいるのですが、後ほど詳しく説明します!

 

互いの強みを理解し合い、相互理解しあえることで相乗効果をどんどん大きくしていくのが「乗」のステージなんです

「除」のステージ

「除」のステージまでいく人はほんとわずかだという仲山さん

今までは積み上げ方式でしたが、ここでは強みをどんどん尖らせていくステージになります

尖らせながらいくつかの仕事を同時に進めるにはどうすればいいのか

それをこのステージでは考えなければいけません

 

場合によっては「加」のステージからやり直すこともあるそうで、「除」まで簡単にいけることは難しいそうです

でも、この「除」のステージにいくことで「自由」を得ることができます

組織にいながら、自由に働く。 」がこのステージにきて初めて実現するのです

なまっちゃ
強みを理解して、相手の強みと掛け合わせて抱え込めなくなってさらに尖らせていって、除のステージまで遠い…笑

 

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「楽(ラク)」と「楽しい」はちがう

ラクと楽しいを混同して考えていませんか?

ラクというのは無駄を省くことですが、楽しいことは無駄なことをしてもメリットがあること

自由になるには、コストがかかっても元がとれる「楽しい」を選び続ける必要があります

 

佐渡島さんもミニマルの山下高嗣さんも同じようなことを言ってました

「結果」も大事だけど、それまでの「過程」をこれからは重きをおく時代だ、と

 

これを表しているのが、仲山さんが本の中でもプッシュしていた「水曜どうでしょう」という番組

水曜どうでしょうの企画はゴールについた瞬間にブラックになって番組が終わるんだそうです

まさにゴールまでの過程を重視している

 

自由になってうろうろアリになるには、ラクよりも楽しいを優先して行動していくほうがいいんですね

 

フロ(夢中)ゾーンで仕事をする

新人とかは不安ゾーンな人が多く、ベテランは退屈ゾーンにいる人が多いそう

能力と難易度のバランスがいいフローゾーンにいくと一番質のいい仕事をすることができます

 

とある会社では、社員がこのフローゾーンにいけるように、2週に1回4人1組みを会社の中で作らせて面談をしているそうです

その面談では「不安じゃないか」「退屈じゃないか」など自分が今どのゾーンにいるのか認識することを目的とした話し合いを行わせます

自分のゾーンがどこなのかわかったら、そこからフローになるためにお互いに意見を出し合って、仕事改善を行なっていったそうです

その結果、翌年には会社の利益が黒字になり仮病が激減したのだとか…

 

自分がどこのゾーンにいるかを理解して、それを改善するだけでここまで変わるのはびっくりですよね

日本の企業の多くは自分でチャレンジしないと、夢中ゾーンには行けない仕様になっています

だからこそ、自分でどこのゾーンにいるか認識して自発的に動いていく必要があるそうです

なまっちゃ
夢中になってるときって平気で時間というコストがかかってるけど、そのときに作ったものってずっと資産になったりするよね

 

たまごちでモチベーションを維持

たまごちという文字を見たときには、正直なんかのキャラクターかと思いました

なまっちゃ
たまごっちかと思ったよね笑

「たまごち」とは魂のごちそうのこと

 

フローゾーンは自分の好きなことをやって夢中な状態になっていることですが、このゾーンに居続けることは難しいことなのです

集中力だってずっとは続きませんよね?

 

そんなときに「たまごち」を入れることで、自分のやっている行動に意味を持ち、やりがいを感じます

人のために動いて喜んでくれたことによるやりがいを感じることで、もっと夢中になり続けることができるのです

なまっちゃ
自分の好きなことが他人のためになってるってわかったら、自分のやってることがもっと好きなるよね

 

 

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自分のためが他人のために…自己中心的利他

フロー状態を続けるには「たまごち」が必要だと言いましたよね

その状況が自己中心的利他になるのです

 

一般的に言われる「自己中」は自己中心的自己です

そうじゃなくて、自分のためにやってたことが気づいたら他人のためになっていた

それが自己中心的利他です

 

この自己中心的利他が自由になったときに感じるらしいです

 

変態になるべし

変態ってきくと、いやらしいことばかりを考えている人をイメージするかもしれませんが、そうではありません

 

常に変化することを当たり前に生きていくということです

自由になったときに変化をしなければ衰退していきます

 

常に挑戦し勇気を出して行動していく

そうでなければ、レールがある程度ひかれている日本では自由になることが難しいと言っていました

なまっちゃ
わたしも、なにかを選択するときは常に勇気がいる方にいくようにしてる

 

なんでも手を出すな。たんぽぽの綿毛理論

たんぽぽの綿毛理論

まだ何も突き抜けていないのに、いろいろ手を出す人いますよね

そうするとどれも中途半端になってしまうのです

手を出す前にどれか1つについて突き抜けることが大切になってきます

 

それをわかりやすく表したのがたんぽぽの綿毛理論

 

楽天もこの「たんぽぽの綿毛理論」のとおりに行動していたんです

通販(メインの軸)で突き抜けて、突き抜けてから金融(ほかの軸)などにも手を出して、日本最大級のサービスを提供しています

なまっちゃ
多動力を提唱してるホリエモンも「どこかで突き抜けなければ、存在しないのと同じ」っていってたから、どこかで一点突破は絶対したほうがいいね

 

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加減乗除とたんぽぽの綿毛理論は矛盾してる?

加減乗除のステージごとにアドバイスが違うのは当たり前ですよね

そもそも加減自体が反対の意味を持ちます…

だから、受け取ったアドバイスはどこのステージで活かされるアドバイスなのか、しっかり見極めることが大事になってきます

 

自分がどのステージかわからないときは「加」のステージ

自分がどのステージかわからない…

どのステージに自分はいて、何をすればいいんだろう…

そう思った時は、このツイートを読んでください

 

迷っている人は、みんな「加」ってことです!

「減」のステージに行っている人は自分の強みがわかりはじめて、それを活かしている段階なんですよね

だから、「自分はどこなんだろう…」って悩むことがありません

自分が何が得意で何をすべきかわかっているからです

 

だから、悩んでいるひとは「加」のステージなので、いろいろ取り組んでみたほうがいいと仲山さんは言っていました

 

組織にいながら自由に働くことは決して簡単じゃない…

「組織にいながら自由に働く」

この言葉は、全人類が望んでいることなんじゃないでしょうか?

 

自由になりたいけど、寂しさがあるからどこかに属していたい

好きなことやりたいけど、それだけで生きていけるか不安

 

わたし自身、会社を辞める決断をするときも、そして辞めてからもこの不安にはつきまとわれています

 

加減乗除の「除」のステージまでいくことは簡単なことではないと思います

そして、私も他由で働いてしまっていることが多くあります

自由だと思っていても、よく考えるとそうじゃないことは多々あるんですよね

 

どうやって「除」のステージにいって自由に働くかは、まだまだ模索していかなければいけないなと…

イベントで直接仲山さんのお話を聴いて思いました

 

  • 自分の働き方で悩んでいる人
  • 自分に強みがあると思っている人
  • どのステージにいるかわからない人

は、この「組織にいながら、自由に働く。 」をぜひ読んでください

ハッとさせられる部分、考えさせられる部分、自分を知るきっかけになる部分が1冊に詰まっています

 

鎌倉で素敵な朝を過ごすことができました

朝から興味深く考えさせられるお話を、仲山さんありがとうございました

 

 

 

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