[朝渋]2万人のオンラインサロンの運営方法とは！？西野亮廣さんが語る【新世界】

西野さんのオンラインサロンメンバーが2万人！？どうやって運営してるんだ…

そう思ったことはありませんか？

西野亮廣さんは、『西野亮廣エンタメ研究所』というオンラインサロンを運営しており、現在約2万人のメンバーがいます

オンランサロン運営者ならわかるかもしれませんが、サロン内の活気を保ち続けることはかなり大変なことです

オーナーが疲れて、閉じてしまったところもこれまで何回も見てきました

そんな人に響くのが、今回の朝渋の著者イベントゲストに来ていただいた西野亮廣さんのお話です

• オンラインサロンの運営方法
• オンラインサロンが続かない理由
• これからオンラインサロンはどうなっていくのか

など、コミュニティを考える上で重要なことがたくさんあるので、ぜひ参考にしてください

西野さんのオンラインサロン詳細はこちら

本業でマネタイズしないこと

(photo by@takumiYANO_)

新世界の反響は？▼

本の印税で食べてる作家と、本がノベルティなのが西野さん。2種類の作家がいる。

ビジネス書と言われているものは基本的にはノベルティで、今回はオンラインサロンを落とし所に設定した。今や2万人のメンバーがいる。10万人にすれば映画とかドラマが作れる。
#朝渋 #新世界

— なまっちゃ🍵 (@namatcha_) 2019年2月6日

ノベルティとは、何か他のことに影響を及ぼすためのお土産という意味をもっています

そう考えた時に、作家には

1. 本業にして印税で食べている人
2. 副業的で本業の広告のために作っている人

の2種類がいると西野さんは考えているそうです

西野さんは、もちろんノベルティ作家

西野さんが今まで出版した本は全てノベルティになっているんです

• 魔法のコンパス→えんとつ町のプペル
• 革命のファンファーレ→オンラインサロン
• 新世界→オンラインサロン

全てが、他のサービスを繁栄させるために出版されていることがわかりますよね

本業でマネタイズはやばい▼

作家は印税を生活費に回しているから広告費を出せない。でもノベルティだったら、印税を全額広告費にできる。芸人も同じ。出演費一本だったら色々口出せなくなるから、そこもノベルティにした方がいい。

本業は入り口にしといて、お金は別口にしておく。
#朝渋 #新世界

— なまっちゃ🍵 (@namatcha_) 2019年2月6日

本業一本でマネタイズしないことによって交渉できるようになり、いい方向に周り始めます

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会員数2万人！西野さんのオンラインサロン運営方法

2万人ものいるオンラインサロンは、西野さんはどのように運営しているのか語ってもらいました

オンラインサロンのプラットフォーム選びは自作で！

今からサロンする人へ▼

既存のプラットフォームを使うのか？DIYするのか？

西野さんは最終的に大きくしたいと思っているから、手数料20％ないなと思っていた。しかも宣伝効果もそんな変わらないなと思った。広告を打ってみたけど特に効果がなかった。ザッピングで入るもんじゃない。
#朝渋 #新世界

— なまっちゃ🍵 (@namatcha_) 2019年2月6日

西野さんのオンラインサロンは、メンバーが約2万人なので、手数料が20％だと

月に

20,000×1,000=20,000,000

20,000,000×0.2=4,000,000

400万円もの手数料が、毎月取られることになってしまうんです！！

西野さんも「これは…」と思い、自分で決算システムを作ったそうです

天才ばかり！？解析スタッフを入れてトライアンドエラーを繰り返す

どうやって運営を学んだ？▼

学ぶ方法は、毎日サロンで実験していた。天才たちが集まった解析チームがいる。ブログのどの記事から入って、その人が滞在期間はどれくらいか…っていうことがわかってきて人はどんなものに反応しているのかっていうのがわかる。

データーで戦っている。
#朝渋 #新世界

— なまっちゃ🍵 (@namatcha_) 2019年2月6日

まさか解析チームを入れていたとは…

このチームがいることによってサロンメンバーのニーズを理解し、それをしっかり汲み取って記事内容を考えているそうです

お金を払って働く

世間の反応▼
肌感でいうと5年くらい遅れている。

最初は「お金払って働く」っていうことが受け入れられなくて、宗教だと言われていた。でも、それによって影響力が高まったり仕事になるから、それは違うとずっと思っていた。
#朝渋 #新世界

— なまっちゃ🍵 (@namatcha_) 2019年2月6日

この考えは、なかなか一般的には受け入れられなさそうですよね…

一般的に、時間拘束の対価でお金をもらっていると思っているからです

この概念は今もまだ続いているそうですが、西野さんは「お金を払って働く」という考え方は変えていきたいと言っていました

サロンが広がらない2つの理由

「去年のサロンブームの影響でバブルがはじけて右肩下がりになっているサロンが多いんですよね」と言う西野さん

なんで、下がってきているのか…2つの理由をお話ししていました

ハウツー系の内容を主にしてしまっているから

サロンが広がらない理由▼

だいたいの人が右肩下がりになってる。

多くは情報を売ってるから。

できない人はできなくて卒業、できる人は達成して卒業。ノウハウ売るハウツー系のサロンはスケールしていかない。答えが出た瞬間にサロンをやめてします。
#朝渋 #新世界

— なまっちゃ🍵 (@namatcha_) 2019年2月6日

ノウハウを教えて引き上げる系のサロンにすると

 

1. できなかった人は「無理だった…」となって卒業
2. できた人は、「達成できた」となって卒業

の2パターンが生まれてしまい、入っては卒業しての繰り返しになってしまいます

だから、西野さんのオンラインサロンはそういうノウハウではなく、常にアップデートしていくストーリーを見せることを意識しているそうです

そうすると「ずっと見ていたい…」という心理が働き長く滞在してくれるようになります

期待値を上げすぎてしまっているから

サロンが広がらない理由▼

リピーターを考えていない。

期待値をあげすぎると、結果がマイナスになりがちてしまう。奇跡の一枚を見せちゃうとイメージが下がって終わる。一見さんは呼べるけどリピーターは生めない。

サロンオーナーはちょっと煽って期待値をあげすぎ。
#朝渋 #新世界

— なまっちゃ🍵 (@namatcha_) 2019年2月6日

「結果がマイナスになる確率を低くする」

というのは、新しい視点だなと思いました

どうしても自慢したかったり驚かせたい！っていう意味で、一番いいものを見せたくなってしまうんですよね

あとは、過剰に盛ってしまったり

そうやって期待値を上げすぎると、実際に見たり聞いたりしたときに結果が下がるか横ばいしかならなくなってしまいます

だから、大学かサロンか？っていう論争があったとき、西野さんは

サロンよりも大学の方がイチャイチャできたり友達もたくさんできて面白い！！だけど夢を見せられるのは自分のサロン！
だからどっちでもいいよ！自分で決めな！

といったように、「大学よりサロンだ！」みたいな期待値を上げすぎないようにしたそうです

何より大切なのは、ストーリーを売ること

今回のイベントは、この「ストーリー」の話が8割を占めていました！

それくらい、ストーリーを伝えることを西野さんは重要視しているってことですよね

サービスの質はだいたい同じ。だからストーリーを売る

全てのサービスや情報や技術は、地球人全体のサービスになってしまう。

今はどこも同じクオリティーで提供されてしまっている。ハズレはないってなってきたら、提供する側が得るものは信用・ストーリーしかない。

「あの人の店だから…」っていうのが主になる。サロンも同じこと。
#朝渋 #新世界

— なまっちゃ🍵 (@namatcha_) 2019年2月6日

回転寿司で最近よく思うことです

高級お寿司屋さんはすごいおいしいし感動するけど、くら寿司も感動するくらい美味しいと感じます

「これが1皿100円なんて…」って思うくらい毎回おどろきの美味しさを提供してくれます

これがオンラインサロンでも同じことが起きているんですよね

サロンオーナーのメッセージは、だいたい同じ

（ビジネス書もほとんど内容は同じって言ってましたね笑)

そうなってくると、情報自体の価値はなくなってきているため、物語を売っていくしかないんです

「この人だから入った」「この人だから応援したい」っていう風に思ってもらわなければいけないのです

だから、いい情報を伝えることはもちろん、ストーリーを伝えることにも力を注がなければいけません

西野さんのストーリーの作り方

西野が勝ってるときはサロンメンバーの伸びが悪い。挑戦しているときは伸びる。

連載漫画のノリと同じで「来週はどうなるの？」って思う。ストーリーの勉強をしたほうがいい。ヒットしている映画の構造を学んで、成功だけじゃだめ。

ヒット作品の感情は、N字になっていることを知る。
#朝渋 #新世界

— なまっちゃ🍵 (@namatcha_) 2019年2月6日

芸人は実績を隠すけど、経営者は実績を名刺がわりにする。

起業家さんは実績を出し続けなきゃいけないから、負けをつくれない。負けを出したら人が離れるから。

芸人は負けるが勝ち。だから西野さんは、そこが周りの経営者とはちがって強い。
#朝渋 #新世界

— なまっちゃ🍵 (@namatcha_) 2019年2月6日

「好感度低い「美術館15億円」は、今まで「負け」になってたけど最近いけるんじゃないか？って思われてきてしまった。

だから次は「世界の紛争を終わらせる」と言う社会的なことを目標にしている。
#朝渋 #新世界

— なまっちゃ🍵 (@namatcha_) 2019年2月6日

芸人さんって実績を隠すんですね、知らなかった…

たしかにスキャンダルとか失敗談があることで、それがネタになっていろんな番組に呼ばれているイメージがあります(あんまりマイナスイメージになることをするのは、いいことじゃないだろうけど…）

それに対して、起業家ってなんかキラキラしてなきゃいけない、っていう変なプレッシャーがありますよね

しかも失敗すると「あそこはダメだ…」みたいに評価を下げる可能性があります

失敗ばかりの起業家も、いいんじゃないか

って思える人が増えたら、もっと楽しく経営できる人が増えるんじゃないかなって思いました

ストーリーを作るには旗を立てることが大事

旗を立てないと失敗が可視化されない。

「失敗」が一番売れてそこにストーリーが生まれる。「俺は海賊王になる！」と宣言するのが大事！

芸人はテレビに出るとライブ集客できなくなる。それはお客さんにとって、テレビに出たら物語が終わってしまって応援する必要がなくなったから。
#朝渋 #新世界

— なまっちゃ🍵 (@namatcha_) 2019年2月6日

昔、一回新宿ルミネthe吉本に行ったことがあるんですが、結構メンバーが豪華だったにも関わらず席がスカスカだったのにびっくりした経験があります

と思っていたのですが、こう言うことだったんですね

いかに応援してもらいたいと思ってもらうか…そのためには、手が届きそうで届かない位置に旗を立てることが大事なんだなと学びました

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覚悟を決めるには圧倒的努力をして絶望すること

覚悟を決めた瞬間▼

西野さんは25歳のときにどん底で覚悟を決めた。覚悟を決めるためには絶望する。そして絶望するためには、圧倒的努力をしなければいけない。

堀江さんや前田さん、落合さん、箕輪さんみたいに…。あれぐらいやらなきゃ絶望できない。
#朝渋 #新世界

— なまっちゃ🍵 (@namatcha_) 2019年2月6日

芸能界の山を登りきったらいい景色が見えると思って、がむしゃらに頑張った20代前半

そのときは遊びや飲み会も全て制限して、漫才のネタ作りに集中していたんだそうです

だけど登ってみたら、さらに高い山があって…こんなにやってもこれなのか…

と25歳の時に西野さんは絶望したそうです

覚悟を決めるためには、どん底まで落ちて絶望しなきゃいけなくて

絶望するためには、圧倒的努力をしなければいけない

覚悟を決めるってことは、決して楽なことでは決まらないことを実感しました

そうやって、圧倒的努力をするために、モチベーションをコントロールすることが大切になってきます

モチベーション保つのは難しい▼

モチベーションってどっからくるのかってことを分析すること。自然発生するものでもない。結果が出ないとモチベーションが上がらない。

だから活躍できる領域で活動することが大事。「結果→モチベーション」の流れを作りやすいところで動く。
#朝渋 #新世界

— なまっちゃ🍵 (@namatcha_) 2019年2月6日

古参がドヤりだしたら崩壊へ進むオンラインサロン

古参がどやり出したらコミュニティが終わる▼

ホリエモン万博のスタッフが3年目の人がドヤると新メンバーが減っていく。西野さんのサロンはどやっている古参は退会させる。

多くのサロンは動けって言うんだけど、動けない人もいる。そういう人が劣等感を感じてしまう。
#朝渋 #新世界

— なまっちゃ🍵 (@namatcha_) 2019年2月6日

動けない人が退会→動ける人が残る→古参がどやる→動けない人が退会→どんどん減る→崩壊する

こんな悪循環を止めるために、西野さんは古参でドヤっている人にはしっかり退会してもらうそうです

しかも下手に退会させると、その人の西野さんへの愛情が憎しみに変わりネガキャンを始めてしまいます

だから、実際に会って頭をさげて退会してもらうようにしているみたいです

オンラインサロンは口外禁止にすると、退会させるときにめちゃくちゃ工数を割かなければいけない。西野さんは直接会って、頭を下げて退会させている。

入会より退会の方が大変。

だからメルマガっぽくなるのがサロンの未来。
#朝渋 #新世界

— なまっちゃ🍵 (@namatcha_) 2019年2月6日

サロンオーナーは、それぞれのペルソナをしっかりと置いて、全員のことを考える

めちゃくちゃ優しくなることが大事なんだと、西野さんが言っていました

集客をするには “1日をコーディネート” すること

満足度とは？▼

毎回満席になっている歌舞伎座、なんばグランド花月、ディズニーのショー。

集客はコンテンツ力だけではない。満席の会場は1日がコーディネートできることがわかるようになっている。次何したらいいのかってことがすごい見えて初めて人が動くなるようになる。
#朝渋 #新世界

— なまっちゃ🍵 (@namatcha_) 2019年2月6日

企画やツアーを考えるときに、すごい参考になる考えだなと思いました

この後どうしよう…って不安が心に存在するときは、参加したいって思えないのは当然のことですよね

「1日をコーディネートする」ことを意識していきたいと思います

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これからオンラインサロンを始める人へ西野さんが贈る言葉

今後のオンラインサロンは？▼

オンラインサロンの運営は基本的に難しい。

統率力と作家性が必要になる。10,000人になると犯罪が起きてくるし、そう言うリスクが発生する。だから最終的にはもっとメルマガ寄りになってくると思う。

双方向ができるサロンは、本当にごく一部。
#朝渋 #新世界

— なまっちゃ🍵 (@namatcha_) 2019年2月6日

この言葉を聞いてほんとその通りだなと思いました

オンラインサロンを運営することは、決して楽しいことばかりではありません

「なんか消耗しているな…」って思うことだってあるし、「これでいいのかな…」って不安になることもあります

でも、それを超える楽しさや叶えたい夢や目標があるから、オーナーはサロンをやるんだと思うんです

西野さんもサロンの将来を語っているときは、すごい楽しそうで聞いている私までワクワクしていました

今回の西野さんの話はサロンが主でしたが、他の分野にもいろいろ活かせるポイントがたくさんあります

ぜひ、みなさんの関わっているプロジェクトにも今回の内容を転用してみてください

西野さん！朝早くから、やる気がでるお話をありがとうございました！

→西野さんのオンラインサロン詳細はこちら