[朝渋]AIで仕事がなくなる論のウソを海老原嗣生さんが徹底解説!

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15年後には仕事の49%が消滅する

ニュースや本、様々な場所でこの言葉を聞いたことがあるんじゃないでしょうか?

 

AIとは人工知能(Artificial Intelligence)のことで、囲碁AIの「アルファ碁」が韓国のプロ棋士・李世ドル氏に勝ったことで、世界を騒がせていました

 

AIはデータを学習すれば、それと似たような凡例があった時に推測で行動することができます

だから、単純労働などはすぐにAIに取って代わるだろうというのがメディアの主張です

 

しかし、本当にAIは人間の仕事をとるのでしょうか?

今回は、そんな疑問について徹底検証している『「AIで仕事がなくなる」論のウソ』の著者・海老原嗣生さんが朝渋著者イベントのゲストとして、AIをテーマにお話をしていただきました

  • AIで仕事がなくなると思っている人
  • 自分の仕事がAIに取られそうで不安な人

は、ぜひこの記事を読んで海老原さんの考え方を学んで、これからの働き方に対して参考になれば嬉しいです

なまっちゃ
AIこわいよ…ってなってる人は、読んだ方がいいかもね笑

 

 

情報リテラシーがある人ほど常識に染まる

AIで仕事がなくなる論のウソ

(photo by @takumiYANO_ )

みなさんは、これについてどう思いますか?

「ロリコンはだめ」「犬は食べちゃだめ」そういった生理的な嫌悪感から、国民全般としての意識があるために、今までになかったルールを作ってしまっています

なまっちゃ
犬の肉を食べちゃダメな理由が生き物だからだったら、犬だけじゃなくて、全ての動物は食べてはいけないはずだよね?

 

常識の中だけで生きている人は、犬は常識に反するから食べないといって深く考えずに行動しているのです

 

このような思考は、情報リテラシーがあって感度の鋭い人ほど、新しい常識に染まるという海老原さん

「AIで仕事がなくなる」と世間を騒がせた内容も、感度が高い人たちが、いち早く論文やら新聞やらメディアやらを読んで信じてしまう

そして自分の頭で考えずに「さあどうしよう…とりあえず仕事がんばらなきゃ」ってなってしまう

無駄な意識高い系になってしまうのです

 

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複業解禁を推進されてバイトをする人たち

AIで仕事がなくなる論のウソ

目的がどこにあるのかをしっかりわかってないと、アルバイトは自分の時間を切り売りしていることになってしまいます

自分を成長させる働き方をしないなら、複業でアルバイトをするんじゃなくて本業に力を入れた方がいいと、今回ファシリテータを務めていた西村(@souta6954 )さんは言っていました

 

たとえば、土日にスターバックスでアルバイトする!となった時は

「収入を少しでも稼ぐため」ではなくて接客やお客さんのニーズを汲み取れるようになるため」

のように、目的をしっかりしておく必要があるのです

なまっちゃ
たしかに収入のために働いてたら結局本業と同じ。ただ疲れて終わるよね

 

AIが入ったことによって英会話が消える!?

2025年にはビジネス英語はほぼできると言われてるらしいです

だから今やってる英会話はほとんど必要なくなると海老原さんは言っていました

 

だけど、わたしは英会話はまだまだ必要だと思っています

やっぱり機械を通した会話は相手とコミュニケーションをとるのに隔たりになるし、気持ちが伝わりにくくなるからです

会話をするなら自分の言葉でコミュニケーションをとりたい

どこまで進化するかわかりませんが、2025年までには英語は習得しておきたいなって思います

なまっちゃ
それに相手の言葉も理解しなきゃいけないしね。リアルタイムに自分の声で英語を喋ってくれるようになったらまた変わってくるかも…

 

単純作業ほどAIに仕事は取られない

AIはコンピューターの中でしか動けないので、メカトロニクスがないと人間がやっている仕事をとることができませんよね

 

たとえば、パン屋のレジ係をAIがやるとしたら、計算や値付けはできても、梱包や商品補充、清掃はメカがなければできない

やるなら、その行程ごとにAIとメカをくっつけなければいけません

 

また、1つの行程が更新された(たとえば新商品のパンが入ってきた)ら、人間はそこだけをうまい具合に動きを変えて、ほかの動きにもすぐに対応させることができます

しかし、AIとメカではまだすぐはできません

AIとメカだと1つのところが進化すると、他も全部進化させて全行程を繋げなきゃいけないのです

人間は7〜8つの仕事を1人でやることができるので、コストや見栄え的な部分でいうと、AIでなくて人間を企業は選びますよね

 

機械と機械の間の仕事はまだまだ人間がやらなきゃいけない

ロボティクスがアンドロイドにならない限り、単純作業のような仕事でも、複数の行程すべてを取って代わることはないというのが海老原さんの主張です

なまっちゃ
この話聞いてると、人間って優秀だなーって思えてくる

 

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AIに仕事を取られるのは知的熟練業務の方

これ…びっくりですよね

なくなるのは知的労働で、なくならないのは単純労働

 

今まで本やメディアで言ってきたこととは正反対のことを海老原さんは言っています

頭の中で済む仕事やルールがある仕事は、ディープラーニングで学びAIで置き換えやすいのです

物理的作業のような一番下っ端の仕事は一番つらいものですが、仕事は残るだろうというのが海老原さんの主張です

 

逃げのキャリアはAIにつぶされる

AIで仕事がなくなる論のウソ

逃げのキャリアとは、今の現状の仕事から逃れるために他の仕事に移ることをいいます

「成長するためにXXXをやる」で選んだ仕事は残るが、「YYYがやりたくないからこれをやる」という理由で選んだ仕事は潰されるというのです

それはなぜか…?

 

逃げのキャリアは、成長というよりもむしろ退化する方に逃げ込んでいるため頭でしか考えなくなります

そうすると先ほど言ったように、頭の中だけの知的業務はすぐにAIに取って代わってしまうのです

 

本気で熱く考えて成長したいと想い、新しい付加価値を作ろうという人はAIは学習できないし真似できません

新しい形を生み出そうとしている人たちは仕事なくならないんです

だから、逃げのキャリアの方がAIに潰されてしまうのです

なまっちゃ
逃げる=あまりうごきたくない って感じだもんね…そりゃ取られるか

 

AIが人間らしさを取り戻すきっかけになる

AIで仕事がなくなる論のウソ

AIがどんどん進行すると、1つの行程をAIとメカがやりだすので人間はそのメカとメカの間の仕事をするようになっていきます

それって、すごいつまらないことだと思いませんか?

メカの穴埋めをひたすら人間がやるんです

 

つまりAIによって、今やってる仕事は手段だってことに気づくそうです

そうして、それを実感した人間は働くを本気で考えるようになります

 

働く目的はなんだろう?実際に何がやりたいの??

AIが1つずつ仕事を代わりにやっていくことで、人間はどんどん人間らしく熱く考え、切磋琢磨することを働く目的にしなければいけないと気づき始めるんですね

 

なまっちゃ
AIによって、人間が人間らしさを取り戻すってことか!

 

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価値観が縦から横に並ぶ

 

本当にえらいものは何なのか…それがAIによってわかってくるようになります

 

座っているだけの東大卒エリート司法書士よりも、0からラーメン屋を作り人気店にした店主のおじちゃんの方がえらいですよね

そういう風に、今まで縦に見ていた価値観がAIで崩れていくのです

だから、人間はチャレンジし続けなきゃいけない、1つやったらやりきらなきゃいけない

AIが、本当の意味での働き方改革してくれると海老原さんは言っていました

1つのことを突き詰める偏愛を大事にすることは、モチベーション革命の文中でも言っていましたね

詳しいことは、こちらの記事をごらんください

偏愛が何よりも大事!『モチベーション革命』でこれからの時代の生き抜き方を学ぶ

 

AIが出てきてもなくならない人材不足問題

AIで仕事がなくなる論のウソ

AIが仕事を取っていけば、人材不足が免れる

メディアは仕事がなくなることと同時に、このようにも言ってます

 

でも本当にそうなのか?と海老原さんは疑問に思っていました

 

AIによって仕事が効率化ができれば、売り上げはもちろん上がり続けます

さらに熟練の人を雇わなくていいから人件費は下がる

でも、7〜8個の仕事のうち1つしかAIによって仕事はなくならないから、結局人は必要になってしまいます

少子高齢化は続くし仕事は減らないしで、人材不足問題は解決することがないのです

なまっちゃ
結局、メカを入れてもその工程の前後は人が必要になっちゃうんだね

 

一生出世しないけど一生安泰

人材不足はなくならないから、給与は上がる

給与は上がるけど、難しい仕事はAIがやってくれるから簡単な隙間労働しかなくなる

こうなったときに人生に何になるんだろう?と人々は考え始めるのではないでしょうか?

欧州は、仕事が基本免許制なので自由に動くことができません

営業は営業だけ、エンジニアはエンジニアだけ

ある意味その資格の中で守られていますが、隣にも横にも上下いかけない、籠の鳥状態なのが欧州の社会です

給料は上がらないけれど、残業なし、休み取り放題、それが幸せだと欧州の人たちは思っています

 

今の日本人だったら、出世もない、働く喜びがないことを好まないでしょう

 

でもAIが社会に入ってくることで、欧州ほどではないですが欧州に近い世界になるでしょう

AIが知的熟練業務のような難しい仕事はやってくれるから、ずっと下っ端で出世する必要がなくなります

しかも簡単な業務ばかりなのでどんな業務をだれでもできるようになるんです

 

出世することなく複数の仕事を簡単にやれる、そして幸せになれる

あなたは一生自由だよ楽だよ、そしてどこでもいけるよ

これがAIが登場してくれることで見せてくれる将来の働き方なんだそうです

 

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AIが登場することで新卒採用はどうなるのか?

AIで仕事がなくなる論のウソ

その問いに対する海老原さんの答えは「新卒採用は無くならない」でした

 

中途の方がスキルもありそうだし経験もあるしで採用しやすそうな気がしますよね

なのになぜ新卒採用をするのか?

それは、入れるレベルの人が中途採用にいないからだと海老原さん言っていました

優秀な人は転職というコストをかけなくても出世できるから、そもそも仕事をやめないのです

 

アメリカはイス取りゲームだけど、日本はイスが勝手に上がってく感じ

 

企業側からしたら、競合から能力のある人を中途採用として取ってくるよりも、新卒から採って教育してあげていく方が楽なんですよね

誰がやめても新卒を一人とって育てればいい

新卒の方が採用するの簡単だから、新卒採用をし続けるそうです

なまっちゃ
企業にとってコストがかからず都合がいいのが新卒なんだね

 

 

 

AIは怖くない…今やっている仕事は手段?目的?

AIで仕事がなくなる論のウソ

海老原さんが最後にメッセージを言ってくれました

 

仕事に熱中してると、どうしても今の仕事を何のためにやっているのかがわからなくなります

目の前のことからやっていくことは大事ですが、一度立ち止まって

「今自分がやっていることは、何の目的のためにやっているのか」

を自分に問いただしてみてください

 

またそれをきっかけに、将来的に9割の仕事は機械に置き換えられるとメディアで言われているAIは、どのように自分の仕事に影響を及ぼす可能性があるのか、ぜひ考えてみてください

なまっちゃ
そうやって考えるきっかけをくれたのがAIって思えば全然怖くなんかないかもね

 

AIと仕事についての海老原さんの考えはこの本にぎゅっと詰まっています

  • AIで仕事がなくなると思っている
  • 自分の仕事がAIに取られそうで不安

に当てはまる人は読むことをおすすめします!

 

 

海老原さんの他の本も本質をついていて、とても面白い内容になっています

ぜひ、読んでみてください

なまっちゃ
働くことについて悩んでいる人は、海老原さんの本読むと働くとは何かをしっかり考えられていいかも

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