社内プレゼンとか苦手すぎる…いっつもうまく喋ることができないんだよね…
そうやって,プレゼンに対して苦手意識を持っていないでしょうか?
プレゼンがうまくなると,相手に興味を抱いてもらいやすくなるだけでなくビジネス的に様々なことがうまく回っていきます
人の前に立って話すことが楽しくなり,指示をし伝えるということができるようになります
今回の朝渋著者イベントでゲストにお越しいただいた伊藤羊一さんは,ソフトバンクの孫社長から認められるほどのプレゼン技術の持ち主であり,今はグロービスの講師・ヤフーアカデミアの学長とし,起業家からビジネスパーソンまで年間300人以上のプレゼンを指導しています
著書「1分で話せ」では,プレゼンが苦手…と思っている人が誰でも話せるようになる方法を紹介しています
今回はイベントで話してくださった一部をレポートして生きたいと思います
- プレゼンがうまくなりたい
- 話が長いと指摘されたことがある
- 論理的に話せるようになりたい
と思っている人は参考になれば嬉しいです
目次
コンテンツ半分,プレゼン半分
(photo by@takumiYANO_)
iPSの山中教授「コンテンツ半分,プレゼン半分」
どんなにいいものが出来上がってもプレゼンができてなきゃその良さが伝わらない。一般的知識とかマネジメントスキルとかも必要だけどそれができればいいってわけじゃない。「聞く→考える→伝える」ができれば何でもできる。
#1分で話せ #朝渋— なまっちゃ (@namatcha_) 2018年5月21日
山中教授が言っていた言葉
伝える力がなければ,いいコンテンツもダメなように相手に理解されてしまいます
逆に伝える力があれば,どんなものも興味をもってもらってビジネスにつながりやすい
伝える力はビジネスにおいてとても大事な要素になってくるのです
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プレゼンの目的間違えてない?
みなさんはなんのためにプレゼンをしていますか?
プレゼンをする目的を考えたことはありますか?
そもそも,プレゼンは何のためにするの?
「プレゼンしなきゃいけないからする」という考え方はだめ。会社員はこの考えの人が多い。「相手に動いてもらうためにやるんだ」ってことを徹底的に頭の中に叩き込むこと。 ゴールに向けて動かさなきゃいけない。当たり前だけど忘れがち。
#1分で話せ #朝渋— なまっちゃ (@namatcha_) 2018年5月21日
会社に勤めていると,どうしても業務・タスクの一つとしてプレゼンをすることが多くなってしまうでしょう
しかしプレゼンを単なるタスクと捉えずに,伝えたいことがあるから伝えるという目的を明確に自分の中で持つことで成果につながりやすくなるそうです
xどうやったら,きれいに話せるか
oどうやったら,聞き手が動くかスライドとか綺麗に作るのとかどうでもいい!とにかく相手が動くように伝えるようにプレゼンする。#1分で話せ #朝渋
— なまっちゃ (@namatcha_) 2018年5月21日
本来の目的である「どうやったら聞き手が動くか」ということを忘れないようにプレゼンに取り組むことで,タスクだと思ってやっている人とはかなりの差がつきます
伊藤さんもプレゼンの目的忘れずに取り組んでいたために,大きなコンペなどでも先方にyesと言ってもらうことが多かったそうです
以前ゲストで来た佐藤尚之さんも相手を動かすにはどうすればいいのか考えるべきだと言ってました
コミュニケーションは聞き手が決める
コミュニケーションは聞き手が決める
聴いてもらえたとしても,相手が理解してるわけじゃない。理解してもらえたとしても賛成したわけじゃない。腑に落ちて行動しようと思ってもらえるまでのプロセスはめちゃくちゃたくさんある。
#1分で話せ #朝渋— なまっちゃ (@namatcha_) 2018年5月21日
理解してもらったらOKって思ってる人は多いんじゃないでしょうか?
しかし理解してもらったからといって,相手が行動するとは限りません
だから,「指示したのに全然動いてないじゃん!」ということが起きるのは,一方的な伝え方が原因になっているんです
☑︎コミュニケーションは聞き手が決める
☑︎聞き手のことを考える
☑︎聞き手をどこに動かすか決める#朝渋 #1分で話せ— Rie☕️ (@rie_cco_desu) 2018年5月21日
この3つをしっかり考えると,相手が腑に落ちて行動してもらえるようになるんですね
AIDMAって知ってる?
AIDMAとはマーケティングなどでよく使われますが,これはプレゼンにも使えます
AIDMAを意識したプレゼンで,聞き手を動かそう。
Attention 注目する
Interest 関心を持つ
Desire いいね!と思う
Memory 記憶する
Action 行動する!
#1分で話せ #朝渋— なまっちゃ (@namatcha_) 2018年5月21日
Attention(注目する)
Attention 注目する
叫んだり大きな声を出すのは注目してもらうだけど一瞬だけ。そうじゃなくて,聞き手を迷子にさせないことで注目し続けてもらう。その秘訣は「スッキリ,カンタンに」を心がける。
#1分で話せ #朝渋— なまっちゃ (@namatcha_) 2018年5月21日
大きい声をだして注目してもらえるのは当たり前ですよね
でも,ずっと大きい声を出していたらウザいって思われますし,現実的ではありません
だから注目してもらうためには大声を出すなどの物理的な方法ではなくて,「聞き手を迷子にさせない」という伝え方を工夫すればいいんです
スッキリいうためには,小泉進次郎の喋り方を真似ること。字数は少なく,文章は短く,言い切る!自信がないとついつい言葉を濁したり,長ったらしく喋ってしまう傾向がある。それをスッキリすることで,聞き手が理解しやすくなる。
#1分で話せ #朝渋— なまっちゃ (@namatcha_) 2018年5月21日
中学生でもわかるようなカンタンさで。テレビのニュースは全部そういう感じに作られている。大人に対しても子供に伝えるくらいわかりやすく伝える。
#1分で話せ #朝渋— なまっちゃ (@namatcha_) 2018年5月21日
スッキリ・カンタンに伝えられる人って本当に少ないんじゃないかなと思います
Interest関心をもつ
Interest 関心をもつ
面白いことを言えばいいわけじゃない。ロジカルに考えたストーリーで伝える。
#1分で話せ #朝渋— なまっちゃ (@namatcha_) 2018年5月21日
これも目から鱗
興味をもってもらうためには,ロジカルなストリーを話すことが必要なんですね
関心を持たせる。ウケ狙いよりはロジカルに考えたストーリーで。小さな頷きをする事で人は興味を持つ。小さな頷きを目指そう。#朝渋 #1分で話せ
— KAMIYAMA, Miki (@hiyokapi) 2018年5月21日
「そうそう!うんうん!」と共感してもらうことで,伝えられた内容を自分ごとのように理解してもらえます
モチベーション革命の著者尾原さんも講演会で話すときは観客によって話すレベルを変えているように,いかに共感してもらえるかを考えているのかがわかります
論理的(ロジカル)ってどういうこと?
いろいろ難しいことを考えてしまいそうですが,意味がつながっていれば「ロジカル」と考えてしまっていいそうです
結論と根拠のやりとり
XXから(結論)YYをしよう(根拠)
それができてれば論理的と言えます
結論につながる根拠は3つ考えよう。1つでは弱い。
これを考えていると、考える癖がついていく。— 長田涼@コミュニティマガジン (@SsfRn) 2018年5月21日
根拠を複数考える癖をつけること。
XXがしたい!なぜならば〜〜だからで,〜〜だからで。
ってすぐ出るようにする。そうするとロジカルな考え方が身につく。
#1分で話せ #朝渋— なまっちゃ (@namatcha_) 2018年5月21日
たとえば,
わたしは朝渋の著者イベントのレポートを早く書かなければいけない
なぜなら…
- 来てない人になるべく早く情報を届けたいから
- 来た人の熱量が高いうちに読んでもらって復習してほしいから
- 自分のイベントに対する想いが強いうちに書きたいから
という根拠がすぐにでてきます
何事に関しても,なにか結論をだしたら「なぜ?なぜ?なぜ?」と根拠を3つ出す癖をこれからつけていこうと思いました
Desire(いいね!と思う)
Desire いいね!と思う
特徴を強調しまくるのはダメ。イメージを想像させる。左脳だけじゃなくて右脳に直撃する。右脳を刺激する方法は…
・写真や絵を活用する
・ 例えを活用する(例えば〜です)
・「想像してください」という— なまっちゃ (@namatcha_) 2018年5月21日
これはプレゼンだけじゃなくて,営業・ライティング技術にもなんでも使えるスキル
いいね!と思ってもらえるコツを,伊藤さんが教えてくれました
わたしもこのブログで商品を紹介することがあるので,読んでいる人が実際に商品を持っているイメージが浮かぶような文章を書いてかなきゃいけないなと思います
Action(行動する)
Action 行動する
正しいことを言うだけじゃダメ。最後は気合い!!情熱と自信で動かす。孫正義,スティーブ・ジョブズ,高田明の人たちはこれがすごい伝わる。一番好きなことを喋るときに情熱をもって話すことができる。とことん準備することで自信を持つ。 #1分で話せ #朝渋
— なまっちゃ (@namatcha_) 2018年5月21日
結局最後は,気合い・行動・情熱が一番人の心に響くんですね
伊藤さんはプレゼンを300回くらい練習して,口が勝手に動くくらいやっているそうです
そうすると自信をもって落ち着いてプレゼンすることができる
アドリブでもうまく喋ることができそうな伊藤さんでさえこんなに練習していると思うと,いかに自分が練習を怠っていたかと実感しました
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突き抜けている人の特徴はコレ!
突き抜けている人は,ゆずれない想いをしっかり認識して行動している人。ゆずれない想いとは,なにが大事かを考える価値観が現れている。これやりたいっていう未来のことだけじゃなくて,過去こういう人生を送ってきただからこう思っているんだというストーリをしっかり考えている。 #1分で話せ #朝渋
— なまっちゃ (@namatcha_) 2018年5月21日
突き抜けている人のもう一つの特徴は好奇心が旺盛な人。好奇心はそう簡単に身につけることはできない。面白がる力があると好奇心が旺盛になってくる。「すげ」「やべ」って何かを見るたびに 伊藤さんは叫ぶようにして魔法をかけているらしい。そうすると好奇心が湧くようになる。
#1分で話せ #朝渋— なまっちゃ (@namatcha_) 2018年5月21日
- ゆずれない想いをしっかり認識して軸をぶらさない人
- 好奇心が旺盛な人
これが突き抜けている人の特徴
伊藤さんはもともとそこまで好奇心が旺盛じゃなかったものの,見たものに「ヤベー」と言うように好奇心を持つ癖をつけることで自分を信じ込ませて好奇心旺盛にしていったそうです
自分がそうなりたいなら,そうなるように自分をコントロールする
これも,突き抜ける人の特徴の一つに加わるのかなと,伊藤さんのお話を聞いていて思いました
難易度が高いプレゼンを成功させるためには
前提を合わせるのは、その場で合わせるのはかなり難しい。普段のコミュニケーションでジャブを打ち続けることが必要。相手の持ってるコンテキストを知るには本番以前。根回し必須。これもこないだの、ピョートルさんと、尾原さんのやつにつながるなぁ。#朝渋 #1分で話せ
— KAMIYAMA, Miki (@hiyokapi) 2018年5月21日
ハードルが高いプレゼンは,プレゼンだけじゃないところにも力をいれなきゃいけない。聞き手と仲良くなったり受け入れてもらいやすいところにyesと言ってもらって実績を作るといいかも。
#1分で話せ #朝渋— なまっちゃ (@namatcha_) 2018年5月21日
初顔合わせの企業,倍率が高いコンペ…などなど
そういう難しいプレゼンでは,小手先のプレゼン技術だけではダメ
人として魅力的になって,相手が「この人に仕事を頼もう!」って思ってもらわなければいけないんですよね
尾原さん,ピョートルさんのイベントでも「一緒に仕事をするには性格レベルで合わなければいけないと」言っていました
プレゼンで人を惹きつけるための方法
「空間を飲むこと」
空間を一瞬で支配することがプレゼンで大事。一瞬で場を飲む。「なんだ!?」って思わせると一気に聞いてもらえるようになる。この空間は自分が支配するからという自信をもって話すと,聞き手がこっちに歩み寄ってくる。
#1分で話せ #朝渋— なまっちゃ (@namatcha_) 2018年5月21日
イベントに来ていた人からこんな質問があって
「初めて会った人にプレゼンする際にアイスブレイクする必要があるのか?」
伊藤さんの答えはNO
もしアイスブレイクで滑ったら,イェスと言ってもらえるプレゼンも言ってもらえなくなる可能性があります
せっかく用意してきたので,アイスブレイクで失敗したからダメになったっていうのは悲しすぎますよね
そうじゃなくて「プレゼンんの場の空気を飲むこと(支配すること)」がプレゼンでは大事になってきますと,伊藤さんは言っていました
普段の自分じゃやらない挨拶や喋り方をして,観客に「なんだ??」と思わせることで一気に目を引くことができるのだとか
(いきなり大きな声で挨拶したり,急に小さくぼそぼそ喋ったり…)
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伊藤羊一さんが20代だったらやっておきたいこと
伊藤さんは20代だったら「もっといろんなことを経験したかった」って思う。修羅場にどれだけ飛び込こめるかが大事だと思う。失敗を許容するやばいところに身を突っ込むが大事。失敗するのは当たり前だけどそれが肥やしになるから,迷った時はワイルドな方を選べ。無駄死にしろ! #1分で話せ #朝渋
— なまっちゃ (@namatcha_) 2018年5月21日
- もっとたくさんの経験をしたい
- 修羅場に飛び込みたい
- 失敗をたくさんしたい
これが20代で伊藤さんがやりたかったことだそうです
50代になってからだとどうしても失敗する体力がなくなってしまうそうです
だから体力がある20代のうちにちょっと辛いことでもどんどん経験していくべきだと言っていました
失敗はネタになる
失敗を乗り越えるコツは「この失敗はネタになっている」と思うこと。20年後は笑い話になってるわーって考えられるようになるとちょっと気持ちが軽くなる。失敗して振り返って気づいて行動して…そうして初めて成長につながる。インプットだけじゃだめだよね。
#1分で話せ #朝渋— なまっちゃ (@namatcha_) 2018年5月21日
これは,角田陽一郎が朝渋に来た時も言っていました
ネタになるって思うことで,いい経験したって思考を切り替えることができるんですよね
落ち込んだ時はネタ思考を使って自分の人生を俯瞰して見てみるといいかもしれません
伝える力がつけばプレゼンだけじゃなくて全てが変わる
今回は,聞いてる人により伝わる喋り方・マインドセットを伊藤さんが余すことなく教えてくださいました
もっと詳しいことは1分で話せに載っていますが,伊藤さんのプレゼンのうまさを目の当たりにすると.読んでもっと学びたいという気持ちが収まりませんでした
プレゼンをして人に伝える,そしてyesをもらう
これを成功させる方法は,プレゼンだけじゃなくて他のこと全てにも繋がることだなと思いました
営業・ブログ・会議…どれも人に伝わってはじめてスタートラインを切ることができます
以前のイベントで,モチベーション革命の著者尾原さんも「伝えると情報共有は違う!」と何度も言っていました
今回学んだことをしっかり自分に落とし込んで,プレゼン技術を身につけうまく伝えることができるようにしたいですね
伊藤洋一さん,素敵なお話ありがとうございました
本には,本当にわかりやすく伝える方法が書いてあるので,かなりおすすめです!!