自分の強みって何だろう?どうやって戦略を考えよう?
このように悩んだことはありませんか?
自分の強みがわからないとなんか引け目を感じたり、他の人と比べてネガティブになってしまいますよね
わたし(@namatcha_)もよく自分の得意なこと・強みがわからなくなって弱気になることがありました
そんな時に出会った本がこちら
白いネコは何をくれた?
これは冴えないサラリーマンがとある白い猫からBASiCSというマーケティング方法を教えてもらい、それを使って人生の戦略を考えて実行することによって、人生を劇的に変えていく物語です
ブログをもっと多くの人に読んでもらいたいって思ってこの本を読んだんですが、これが自分自身の強みを見つけるためにもぴったりの本だったんです
今回は「白いネコは何をくれた? 」で紹介されているBASiCS戦略の解説を行いながら、企業の例をしながらどうやって個人に落とし込んでいくのかを自分なりに書いていきます
目次
BASiCSとは?
BASiCSとはマーケティング戦略を考えるときに使える5つの要素の頭文字をとったものです
Battlefield | 戦場 |
Asset | 独自資源 |
Srength | 強み・差別化 |
Customer | 顧客 |
Selling message | メッセージ・売り文句 |
この本では、主人公の冴えないサラリーマン・実直(さねなお)に急に猫・ボロがこのBASiCSを一つずつ教えて実践していきます
基本的にマーケティング戦略として考えるんですが、適用範囲はかなり広め
企業や商品だけでなく、個人にとっての強みや戦略を考えるときにも使うことができるんです
自分の人生を戦略的に考えて実践することで、昨日とは違う自分になってほしい
そんな想いで著者の佐藤義典さんはこの本を出版されたそうです
明日は今日より幸せになりたいのなら、昨日と同じことをしてもダメです。
それでは今日と同じ明日が待っています。(中略)
明日を今日よりいい日にするためには、今日を変える必要があります。
来年を今年より良い年にするためには、今年を変える必要があります
引用;白いネコは何をくれた? (本書の構成より)
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B:Battlefield 戦場
Battlefieldとは戦場のこと
「どこで誰と戦うのか」を考えていきます
企業の場合
例えば、私が大変作業するときにお世話になってるスターバックス
ショッピングセンター内に入ってるスタバだったら、他のカフェやレストランと戦っています
ショッピングセンターという場所にあるカフェが戦場になります
そのときに、駅前にあるコンビニとかとはもちろんですが戦場ではないですよね
同業者・同業種が戦う場所・相手になります
個人の場合
個人の場合は、より戦場がどこなのかをしっかり決める必要があります
サラリーマンで昇進したいなら、上司と戦うことになります
でも、転職をしたいなら他の会社の同業者の人と戦わなければいけません
また、アフィリエイトで勝ちたいならアフィリエイターと戦うことになります
だけどブロガーがアフィリエイターと戦うのはまた違いますよね
このように、まずは自分が誰とどこで戦うのかを考えてみてください
A:Asset 独自資源
Assetは独自資源のこと
これは顧客の目に見えて直接的に価値があるもののことを指します
このあと出てくるStrength(強み・差別化)の源泉になるのがAsset(独自資源)です
企業の場合
企業でいう独自資源は製品や工場のことをいいます
スターバックスは他には真似できないような美味しいフラペチーノのメニューを定期的に出していますよね
だれもが飲みたいって思えるような製品(フラペチーノ)
これはスターバックスにしかない独自資源です
これは工場や製品だけじゃなくて人材育成でも言えます
スターバックスのあの丁寧な接客ができるスタッフは他のファストフードやチェーンのカフェには真似できない独自資源になってますよね
個人の場合
個人の独自資源っていわれると難しくて…
自分が何が好きで、何をやっているときに情熱を捧げられるか
それを探っていく必要があります
自分では変えられない何かをDNAレベルまで深掘りしていってそのときに見つけられた「自分らしさ」が独自資源になるんです
S:Strength 強み・差別化
強みを活かして差別化し、差別化につながるものが強みです(わかりにくい!!笑)
このStrengthはさきほど考えたAsset(独自資源)をもとに考えていきます
このStrengthには3つの差別化軸というものが存在します
手軽軸 | 安い・早い・手軽 |
商品軸 | 高価格・高品質・先端技術 |
密着軸 | カスタマイズ・顧客ニーズに応える |
このどれに当てはまるのかを考えると、一気に戦略の見通しが立っていきます
企業の場合
スターバックスでいうと商品軸と密着軸が強みですよね
商品軸 | いつ飲んでも同じクオリティの美味しさ |
密着軸 | シロップやパウダーなどのカスタマイズ |
この2つを製品や人材などの独自資源を元に強みにしているので、より顧客にわかりやすく伝わっています
手軽軸で戦おうと思ってもマックやドトールなどがあるため、独自資源をうまく生かせないことが考えられるんです
自分たちが持っている独自資源を考え、それらが活きる戦場を選ぶことが、強み・差別化を見つけるプロセスになってきます
個人の場合
個人の場合は、1つの軸で圧倒して他の軸は平均点を取ることが大事になってきます
手軽軸・商品軸・密着軸の中でどれが一番強みを活かせるのか
弱みは強みになるので、その弱みがどの差別化軸に当てはまるか考えていけば、自分にあった強みが見つかります
3つの軸が決まらない部分は、まずは自分は何が苦手で弱みなのか考えてみてはいかがですか?
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C:Customer 顧客
Customerは、顧客を意味します
商品やサービスを売る相手のことです
企業の場合
商品を売る時には顧客のセグメンテーションをする必要があります
売りたい相手の年代・性別・職業など…
これを絞らないと、コンセプトが決まらず誰の心にも刺さらない商品ができてしまうのです
表参道にあるスターバックスの顧客は20代の学生をターゲットにしているので、スイーツやフラペチーノを多く置いています
しかし、これが六本木になるとどうでしょうか?
ターゲットは30〜40代のOL・サラリーマンにしているので、看板が可愛いというよりシックなイメージになっています
同じお店でも、戦場とターゲットが違うだけで戦略を変えなければいけません
個人の場合
個人では顧客はあんまり関係ないことですが、強いて言うなら
自分の強みに共感して、その強みを重視してくれる人
それが、最高のパートナーになります
個人の場合の顧客は、一緒にいる人・いたい人です
自分の独自資源による強みを理解する人って誰なんだろう?と考えてみてください
それが、あなた自身の顧客になるんです
S:Selling message メッセージ・売り文句
Selling messageとはメッセージ・売り文句という意味です
これはポスターやCMだけでなく、顧客の目に映るもの全てのことを指します
今までの4つ(戦場・独自資源・強み・顧客)でも十分なマーケティング戦略になるのですが、これだけ戦略を立てても売れなければ意味がありません
売れて初めて戦略として成立するからこそ、最後の”Selling message”がとても重要になってきます
企業の場合
スターバックスはTVでの宣伝やCMを打ち出していませんよね
その代わりにSNSを活用して活用しています
twitterやインスタグラムで見ることができるデザインは秀逸そのもの
こうやって顧客の印象に残るようなデザインで商品のメッセージを伝えているんですね
個人の場合
個人の場合のselling messageとは「自分が何者であるか宣言すること」です
自分がどういう人間かは、服装・持ち物・言葉遣いなどによって相手から判断されます
だから、そのメッセージを伝えるために自分がどういう選択をして行動をとるのかが、周りに対してのメッセージになります
本の中では「自分の行動を変える」ことが何度か言われているのは、こういうことだったんです(ぜひ読んでほしい)
BASiCSで自分の強みを考えてみよう
BASiCSを1つずつ企業と個人の場合で見てきましたが、いかがでしたか?
スターバックスの場合
Battlefield | 同業者(カフェ) |
Asset | 教育された良い人材・フラペチーノ |
Srength | 同じクオリティの美味しさ・カスタマイズ |
Customer | 20代の学生(店舗の場所による) |
Selling message | SNSを活用・真似できないデザイン |
でした
個人の場合もBASiCSに当てはめて、自分の強みを見つけてみると、この本の主人公みたいに人生が変わると思います
私自身、これを考えてから仕事がすごいやりやすくなり、成果もだんだん出せるようになってました
強みを理解するだけでこんなに変わるんだとびっくりしました
この本は、そうやって自分が変わるプロセスが本当にわかりやすく書いてあります
ブログで紹介している考え方は本の一部です
物語調でかなり読みやすいので、自分・仕事の戦略を考えたい人にぜひ読むことをおすすめします
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