人をうごくコンテンツが作りたい…でもどうすればいいんだろう
なにかしらのコンテンツを作っている人は、こんな想いがあるのではないでしょうか?
私自身も、ブログというコンテンツを作っている最中は
と毎日、毎日考えています
今回、朝渋の著者イベントのゲストはそんな悩みを抱える人が読むべき『人がうごく コンテンツのつくり方』の著書髙瀬敦也さんにお越しいただきました
コンテンツプロデューサーであり、株式会社ジェネレートワン代表取締役CEOを務める高瀬さんに「人がうごくコンテンツ」について語っていただきました
- 仕事でコンテンツや企画を作る立場の方
- コンテンツ作りで悩んでいる人
- いまいちヒットするコンテンツがつくれない人
は、参考になることまちがいなしなので、ぜひゆっくり読んでください
目次
なんのためにコンテンツを作っているのか突き詰める
(photo by@takumiYANO_)
なんのために作っているのかって考えることが必要。普通はお金を稼ぐためとか視聴率をとるためとかあるけど、それをもっとなんでだろうと突き詰めていくことが大事。世界平和とか喜びを感じる人を広げるとか…。
そこの抽象的な部分がないと人はついてこない。
#朝渋 #うごくコンテンツ— なまっちゃ@元女子大生ブロガー (@namatcha_) 2018年9月18日
これは、今まで数々の著者の方が言っていました
目先の目標は大事だけど、その行動はなんの目標のための行動なのか考えるべき
その「大意」を突き詰めて行くことが、行動に一貫性をもつために大事になってきます
そこがないと人はついてこないし、お金にもならないという高瀬さん
大意を持つだけでも、今の行動が少しずつ変わっていき結果も変わっていくのです
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疑似体験のためにお金を使う
人の欲はお金に紐づく。疑似体験をしたいって思わせたら人はいくらでもお金を使ってくれる。自分たちでやりたいってなって思わせて、それが結果的にそれがお金になる。
逃走中・ヌメロンとかも世界観を疑似体験したいと思わせてから、アプリとかで体験できるように繋げた。
#朝渋 #うごくコンテンツ— なまっちゃ@元女子大生ブロガー (@namatcha_) 2018年9月18日
これは、新しい発見でした
疑似体験をしたいって思ったら人はいくらでもお金を使ってくれる
たしかに、ディズニーランドやUSJも自分が夢の世界に入るという疑似体験をさせてくれるから、入場料やグッズが多少高くてもお金を払っていきますよね
テレビ番組を作るときも、いかに視聴者が疑似体験をしてくれるかを考えながら作っているそうです
どうやって視覚と聴覚を刺激するか
【逃走中ができるまで】
カウントダウンって残りXX分とかだったらなんか気になっちゃう。だからカウントダウンできるバラエティ番組を作ろうと思った。そして、どっかで誰かが見たことがある既視感をだしたいって思ったから子供の頃の遊び『鬼ごっこ』をテーマに作った。
#朝渋 #うごくコンテンツ— なまっちゃ@元女子大生ブロガー (@namatcha_) 2018年9月18日
高瀬さんが、サッカー見てるときに試合終了までのカウントダウンを見ていて、残り数分っていうカウントダウンがあると最後まで気になってしまうことに気づいたそうです
カウントダウンするバラエティーあったら最後まで見ちゃうし、なんかドキドキするかも…ってことで、逃走中が生まれたのだとか…
だいたいの番組は覚えてもらえない。だから覚えてもらうために視覚と聴覚を使ってキーワードを定着させる。
キーワードは言葉が全て。言いやすい・伝えやすいものは広まりやすい。口に出しやすい言葉を意識して作っている。
#朝渋 #うごくコンテンツ— なまっちゃ@元女子大生ブロガー (@namatcha_) 2018年9月18日
カウントダウンの他にも、視覚や聴覚に刺激を与えることを重視して、とにかく覚えてもらうための番組作りを心がけているそうです
言葉は認識を縛る
口に出しやすいものを番組内に作ることで、それがどんどん人に伝わり広がっていくのです
箕輪さんも、以前のイベントで言葉にしてわかりやすい肩書きだとメディアが取り上げやすいと言っていましたね
キャラを細かく設定することで未来が勝手に決まる
ドラマのキャラクターはストーリーに関係ない昔のエピソードから細かく全て設定する。そうするとその後、このキャラか勝手に動き始める。
背景にあるものがしっかり言語化されると、この先の未来がどうなるかっていうのが、勝手に決まってくる。#朝渋 #うごくコンテンツ pic.twitter.com/SRtd5TUqyl
— なまっちゃ@元女子大生ブロガー (@namatcha_) 2018年9月18日
ドラマやアニメの登場人物のキャラクターを作るときは、とにかく細かくてどうでもいいようなエピソードまで作り込んでいくことが大事になってきます
そうすると、キャラが勝手に動き出していくんだそうです
背景にあるものがしっかり言語化してあればあとは勝手に進んでいくんですね
だから、
- どんなコンテンツでもなぜ生まれたのか
- どうしてそれをやっているのか
など、過去のストーリーをしっかり作り込むと、ほかのコンテンツと差別化することができます
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言い切ることが大事
「なめらかプリン」ってただのカスタードプリンだけど、あれを「なめらか」って言い切ったことがすごい。言い切るだけで別のコンテンツになる。
これ!って言い切っちゃうことが大事。
#朝渋 #うごくコンテンツ— なまっちゃ@元女子大生ブロガー (@namatcha_) 2018年9月18日
なめらかプリンを知っていますか?
普通のプリンなんですが「なめらか」というワードをつけることで、他のプリンとはちょっとちがうプリンとして、位置付けることができました
こうやって、だれでもわかりやすいタイトルをつけて言い切ることで、特別感あるコンテンツをつくることができます
人と思いを共有するためにはインプットを広く浅く
インプット方法は広く浅くでいいからいろんなことに関心を持つこと。作るときは誰か一人の思いでつくるけど、一緒につくるにはその思い(映像とかビジョン)を共有しなければいけない。そういう時に相手に合わせた伝え方をしなきゃいけないから広く知ってることが大切。
#朝渋 #うごくコンテンツ— なまっちゃ@元女子大生ブロガー (@namatcha_) 2018年9月18日
高瀬さんのインプット方法は『広く浅く』
深い知識をつけたほうがいいでしょと思われるかもしれませんが、何かを他人と共有するには広く浅くが必要になってきます
相手が持ってる知識に合わせてビジョンを共有するためには、あらゆるジャンルの知識を網羅的にもっていることが重要なのです
以前のイベントでも、角田さんは本を何冊も同時に読んで共通点を見つけていくと点が線になった知識を身につけることができると言っていました
誰か一人を熱狂させるところから広まる
コンテンツを作っていると、どうしてもみんなに届けたくなってターゲットを広めがち
だけど、これは逆効果だと高瀬さんは言っていました
ターゲットをすごい狭めていても、日本にはそういう人はたくさんいる。だれか一人が熱狂しないと広まらない。熱狂している人が1人でもいればその人が拡散するから、勝手に拡散される。
その1人の人が本当に好きなものをすすめる気持ちでコンテンツをつくることが大事。
#朝渋 #うごくコンテンツ— なまっちゃ@元女子大生ブロガー (@namatcha_) 2018年9月18日
『広げるために狭める。』
この感覚がわかれば、拡散されるコンテンツがつくれるようになる。
#朝渋 #うごくコンテンツ— なまっちゃ@元女子大生ブロガー (@namatcha_) 2018年9月18日
これはブログでも同じことだなーって思います
記事を書くときは、だれか一人の友達を思い浮かべながらその人に向けて書いていて、結果的にそういう記事がアクセスが伸びるんですよね
もしお客さんが1人しかファンがいなくても、日本で考えたら100万人もいるんだよ
そういう考えでアーティストを鼓舞することがある。
#朝渋 #うごくコンテンツ— なまっちゃ@元女子大生ブロガー (@namatcha_) 2018年9月18日
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この世の作業は全部『伝承作業』
0から1はないと思ってて、どんなコンテンツでも何かしらのバックグラウンドに影響されて生まれている。この世の作業は全部、伝承作業だし、次の世代につなげるための行動になってる。
どう次につなげていって影響を広げるか考えながらコンテンツを作っている。#朝渋 #うごくコンテンツ
— なまっちゃ@元女子大生ブロガー (@namatcha_) 2018年9月18日
伝承としてのコンテンツづくり。コンテンツによってオーディエンスには体験が残る、それによって伝承していく。自分がよいと思う価値観をコンテンツに込めることで、よい価値観を伝承していくっていいな。それが自分の仕事の意義になるとモチベーションを高められる#朝渋 #うごくコンテンツ
— 永安 隆史 やっさん (@ngystks) 2018年9月18日
これは「たしかに!」と思わず頷いてしまう内容でした
今までに内容なアイデアは0から生み出されると思われますが、それを思いつく背景って何かしらあるんですよね
その記憶の材料をいくつか使うからこそ、今までにないアイデアが生み出されると思うと、なんでも過去との繋がりがあってコンテンツが生み出されているんだなとちょっと感動しました
コンテンツを作り続けることで、人がうごくコンテンツが作れる
コンテンツはあるあるでもインパクト重視でもどっちでもいいと思ってる。
どっちにしても『続ける』ことが大事。
自分が続けられるかを目的にコンテンツを作っていったほうがいい。#朝渋 #うごくコンテンツ
— なまっちゃ@元女子大生ブロガー (@namatcha_) 2018年9月18日
高瀬さんは、番組やコンテンツを作る時に視聴率や世間ウケのためにもっとこうしたほうがいいなどの意見をもらうそうです
でも、そうやって周りの意見に流されると、どんどんターゲットが広くなって企画は丸くなり、誰にも突き刺さらない企画になってしまいます
そして、自分で「これはちょっとな…」って思ったものは気が入らないし、継続して作りつづけられません
突き抜けるには、時に他人の意見を聞かないことも大事
なんだそうです
今回、高瀬さんのお話は「ブログ」というコンテンツを作り続けているわたしにとっては、とても参考になるお話ばかりでした
媒体は違えど、応用できる部分はいくつかあったので、今回のお話をしっかり吸収して活かしていこうと思います